学識経験者がいて、事業者がいて、被害者がいる。

 薬害エイズと長良川河口堰による環境破壊、そのカタチはずいぶんと違っていると思う。
でも、学識経験者という「作り出された」第三者が、その事業なり、製品の格付けをして、評価をする。
その図式はとてもよく似ている。

 安部英元副学長と厚生省、ミドリ十字
 和田吉弘元副学長と建設省、水資源開発公団

互いに、持ちつ持たれつ、権威として祭り上げ、利用しあい、事業を行った。
被害者は善人であることが、また哀しい。

 先日の漁協での、説明会のことだが、
和田元副学長は、老漁業組合員にむかってこんな事を言った。
「私は、漁業補償金を辞退した、他にも3名くらいは辞退している…」

 ボクなどは、当たり前だ、見返りにいったい何を得たんだ。よくも、ぬけぬけとと思うのだが、
老組合員にとっては、反論しがたい事実だったと思う。

 漁業補償といっても、たいした金額ではない。
未来永劫、何十年に渡っての全ての漁獲高を譲り渡すほどものであるはずはない。

 話が違う。だまされたんだ。

   あなたには、そう叫ぶ、権利がある。

 
ニイムラ

 漁協での説明会と同じ日に、薬害エイズのニュースがあった。忘れないために、書いた。

旧ミドリ十字の元社長2人の実刑確定へ 薬害エイズ事件 (朝日新聞) - goo ニュース

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