御料鵜飼の夜 その2 川漁としての長良川鵜飼川漁としての鵜飼は早瀬を駆ける。 アユは瀬に棲むさかな。 夜の間は、瀬を泳いでいることはないが、瀬近くの礫の陰に休んでいる。その瀬を通過する瞬間、篝火で明るく照らされた川底から、鵜はアユを探し出す。 鵜舟が川底で潜っている鵜を挟み込まないよう、鵜匠は、手縄を操る。 ニイムラ