気がついたら、携帯に伝言が残されていた。

奄美大島、住用村のみどり旅館のおばちゃんからだった。

にいむらさん。らいしゅーには、つゆがあけるよー。新聞に書いてあった。
ソレダケー。

 先週、奄美で雨が続いているというので、心配になって電話をした。その時、何時来るのというので、梅雨が明けたら…。と答えていた。

 小野せつさんという。ボクとは縁もゆかりもないが、自分の母親よりも、過ごす時間が長いことがあった。そんなせいか、奄美行きは、帰省する息子という気分になる。

 資料探していたら、以前書いた雑誌がでてきた。カストリ雑誌(3合でつぶれる)のままに、短命だった旅行雑誌「探険倶楽部」3号、1996年5月発売。奄美大島紹介企画のなかの、コラムだ。

 ニイムラ