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写真ホームボタンがなくなった「iPhone X」
ホームボタンがなくなった「iPhone X」

 品薄が叫ばれる「iPhone X」ですが、初回出荷分はそれなりにあったようです。発売日の売れ行きは「iPhone 8/8 Plus」より上だったという調査結果も出ています。

 

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 発売日に購入した方は1週間以上使っているわけで、ホームボタンがない初めてのiPhoneに、もう慣れたでしょうか。

 

 iPhone XをデザインしたApple最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏が、英国のデザイン雑誌Wallpaper*のインタビューを受け、iPhone Xに関して気になるコメントをしています。

 

 ホームボタンのない全面ディスプレイについて尋ねられ、「私は常に、より多目的に利用できる製品に魅力を感じます。iPhone Xの非凡なところは、機能がソフトウェアで決められている点です。ソフトウェアの柔軟性により、iPhone Xは今後変化し、進化していきます。1年のうちに、今はできないことができるようになるでしょう」と語ったのです。

 

 おおお。楽しみですね。iPhone Xに限らず、OSを搭載するデバイスは何だってソフトウェアアップデートで新機能を追加できるものですが、アイブさんがここまで言うということは、従来とは違うレベルの新機能が後から使えるようになると期待できそうです。

 

 「私は(画期的な機械式ホイールを搭載した)初代iPodのようにシンプルで一貫性があり、使い方が分かりやすい製品に魅了される一方、正直なところ、機能が大幅に変わり、進化する物にもっと夢中になっている」(アイブ氏)

 

 新機能ではありませんが、Appleは先日、iPhone Xを急に寒いところに持っていくとディスプレイが数秒間はタッチに反応しなくなる問題をソフトウェアアップデートで修正すると発表しました。そんな一見物理的な問題をソフトウェアアップデートで修正できるなんて不思議、と思いましたが、これもアイブさんの言う「機能がソフトウェアで決められている」ことの一例と言えそうです。

 

 そういえばiPhone Xのカメラ機能について、定評のあるカメラ性能評価サイトDxOMarkは、「動画撮影時の手ブレと暗所での画質がいまいち」という理由で、Googleの「Pixel 2」より1点低い97点を付けましたが、これもソフトウェアアップデートで改善されるのでしょう。

 

 Appleが暗所でのきれいな撮影を実現する技術を持つ新興企業InVisage Technologiesを買収したと米TechCrunchが9日に報じていることからも、期待できます。

 

 ちなみに、11月9日にWallpaper*のWebサイトで公開されたアイブ氏のインタビュー記事は、完成したAppleの新本社キャンパスApple Parkで行われ、話の中心はAppleの製品の1つとしてのApple Parkでした。

 

 4000人が座れる吹き抜けのカフェで使われているイスが深澤直人氏デザインのマルニ木工製のを英Arcoがテーブルに合わせて修正を加えたものだとか、開放的なオフィスのあちこちに偶発的な会話を誘うエーロ・サーリネン氏デザインのイス「Womb」が置かれているとか、デザイン雑誌ならではの情報が読めます。

 

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やはりstラートボトンを廃止し、タッチパネル画面を大幅に大型化したのに

 

それなりの意図があったんですね。

 

 

今後どういう風に変化するのか、気になりますね。