平成14年5月3日、4日、5日
 
メンバー
ABC会長(リーダー)
YASU(サブリーダー、DL)
あねちゃん(食当)
ZAKI(記録)
Sぺーさん(宴会部長)
SEGA(宴会副部長)
 
コース
奥胎内~鳥坂峰~(テント泊)~大樽山~アゴク峰~鉾立峰~エブリサシ(小屋泊)~千代吉沢~西俣尾根~奥川入

ゴールデンウイーク後半。
前半は川内山塊。快晴の3日間でした。
http://blogs.yahoo.co.jp/yasu_sanngaku/66446512.html
しかし、この後半の天気は大荒れの予報。
3日
朝、6時にABC会長宅を出発。
思ったよりはまだ、天気は崩れていない模様。
奥胎内の林道は入り口の発電所で車はストップ。
発電所の方にお話しをして車をいただき、さて、出発
 
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林道を歩く。
第二発電所の階段から右に入れば、登山道はあるはず。
が、入り口をいくつか間違え、面倒くさいから、さらに林道をすすみ、雪が安定していて、斜度のよい場所から尾根に向かって登りつく。
こういう無駄な動きが実は地図読みの勉強には最高。
みんな地図を熱心に読んでいる。
さあ、ここを登ろう。
もちろん、道など無い。
雪渓と藪を登り詰めて登山道に出る。
 
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雨の中、順調に進む。
鳥坂峰に到着。
まだ、雨もそんなに強くなく笑顔のみんな。
 
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も少し歩いて良いテン場を探そう。
 
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鳥坂峰を左に折れて912Mの峰を少し過ぎると、対岸の新緑が美しい。
ホントなら、飯豊の稜線が綺麗に見えるはずだが、まあ、悪天は誰のせいでもない。
 
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ここにテン場としよう。
14:30本日の前進終了。
テントに入って飲む。
食当のあねちゃんの「姉汁」旨い。
ZAKIはビール3リットル担いだ。頼もしい新人だ。
スタードームに6人で寝た。
 
4日
朝、4時起き。
雨。
昨日より激しい。
藪と雪の連続。
YASU、ZAKI、SEGA、Sぺー、あねちゃん、ABC会長の順で歩く。
ついつい距離が広がってしまうが、後続部隊も心配は無い。
大樽山に到着。
ABC会長の膝に違和感があるというので、荷物を分ける。
大丈夫、力持ちがそろっている。
永遠と続く藪と雪。
天からの雨攻撃。
全身びしょ濡れ、靴の中もびしょ濡れ。
藪と戦いなんとかアゴク峰にたどり着いた。
もう、雨がひどく写真を撮る余裕もない。
が、会長はコシアブラを採る余裕はあったようだ。
鉾立峰に到着。
いつもの飯豊稜線だ。
雨風強く、後続を待たずに先に進み小屋に転がり込む。
寒い。
全員が全員びしょ濡れだ。
とにかく着替え、小屋の中にテントを張り、ガソリンストーブで暖をとる。
落ち着いてからは楽しい宴会だ。
今夜は「あねカレー」抜群に旨い。
小屋といえど濡れた衣服が冷たく、寒い夜だった。
 
5日
本日は帰るだけ。
予報では5日は晴れるのでは。。。と多少期待していたがダメだ。
変わりなく冷たい雨。
トイレの前で写真を撮って。
 
 
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さあ、下りよう。
ここからが、このコースの最高のバリエーション
千代吉沢を一気に尻セード。
1636Mのエブリサシ小屋から一気に沢筋に下りる。
今年はまだ、雪があまり雪崩れていない。
いつ雪崩れてもおかしくは無いので、左右のブロックを確認しながら歩く。
標高700Mほどまで下る。
そこから右の西俣尾根に向けて登る。
雪の状態によるので、ここだ!という事は言えないのであるが、そこは経験と勘で登る。
結果はぴったし。100点。
1時間ちょっとの雪渓登りで西俣尾根に出る。
西俣峰上部の1089の地点だと思われる(もうちょい下かな?)。
西俣尾根に出れば、もう何度も何度も通った道だ。
一気に下山。
奥川入山荘でお風呂に入り冷え切った体を温めた。

3日間。ずっと雨。
こんなに雨続きの山も久しぶりだ。
が、
ABC会長は、まだまだ元気いっぱいだし
Sペーさんは、的確な判断と安心感抜群だし。
姉ちゃんは、雨の藪山大好きだというMっ気たっぷりだし。
ZAKIは、ビールに共同装備に強力ぶりは尋常じゃないし。
SEGAは、常にぴったりついてきて藪も雪もグリセードも上手いし。
僕(YASU)は常に先頭でルートを考えながら隊を引っ張って歩けたし。
いい山でした。