こんばんは。小杉莉夏です。
まずは、今年度新潟大学男子ラクロス部を支えてくださり、ともに戦ってくれたコーチ、OB OG、保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
多分今までの同期が書いたブログとは比べものにならないくらい長いです。途中で読むの諦めないでね。
正直、まさかこんな風に引退するなんて予想もしていませんでした。
コロナの渦中、4ヶ月にも及ぶ長い長い自粛期間。
後輩たちの中にはモチベーションが下がり、そのままやめていく子もでてきた。
でも、私はリーグ戦はできるって信じてました。多分、それ以外考えられなかった。「できないかもしれない」なんて考えはじめたら、自分は部活と向き合えたなくなるって分かっていたからです。
なぜなら、私にとっての4年間は
「勝つため」だったからです。
ここだけの話、3年生の春夏、部活がすごく辛くて、真由と歩美と3人でこのまま部活辞めようかって話し合ったことがあります。夜のフードコートで、閉店までいたよね。
当時のチームはすごく居心地が悪かった。
理不尽なことも、陰湿で悪意のあることも、たくさんあった。今更どうこう言うつもりはないけど、3年生の半年間は、大好きだったはずのラクロス部を嫌いになりそうでした。それくらい苦しかった。
よく、周りの人からりかは強いとかりかは大丈夫でしょとか言われてきました。でも、その時だけは、大丈夫じゃなかった。
大丈夫じゃなさすぎて、ストレスが原因で体調崩しました。
病名はここでは伏せておきます。
ヒントは、安倍総理と同じやつです。
病院でめちゃめちゃ痛い検査して、それからずっと、1年たった今でも薬を飲み続けて、定期的に通院もしなければなりません。
完治は難しいので、長く付き合っていかなきゃいけない病気です。
日常生活には特段支障はないし、みんなには1年間内緒にしてました。本当に一部の人しか知りません。今年同期とバーベキューした日、病院行くから遅れるって言ってたのこのせいです。なんの病院?って聞かれても答えられなくてごめんね。
病気が分かったとき、病院の先生にストレス源と距離をおきなさいと言われました。もちろん、親はすごく心配して、部活を辞めることも勧められました。そんなに辛い思いする必要あるのかと。
でも、私は「勝つ」ってことを諦められなかった。
1年生のとき、柴さんたちと約束した。
2年生のとき、航さんたちの思いも聞いた。
だから、どうしても、東北制覇したかった。
それまで嫌なこと、しんどいこと死ぬほどあったけど、その度に話を聞いて、味方になってくれた人たちを絶対勝たせたいって思った。
バカな同期たちと最後は絶対いい思いしたいって思った。
りかさんりかさんって言ってくれる後輩たちを裏切りたくなかった。
3年目で、諦める訳にはいかなかった。
ここまでする必要あるのか、そんなに部活を続けることに価値があるのかって思う人もいますよね。それはとても難しい問いです。
価値なんて、やってる最中には分からないものだから。
でも、最後に結果を出すことが私にとっての価値になるとずっと思ってきました。
だから、辞めないことを選んだ。
色んな人に支えてもらいながらなんとか持ち堪えて、4年生になりました。
代替えしてからは、「勝つためにはどうしたらいいか」ってことについて考えられることがすごく嬉しかった。それまでは、どーでもいい人間関係とか、クソみたいなやつの暴挙に悩んでいたから、それがなくなって、勝つことだけを目指せる環境が楽しくてしょうがなかった。
足りないものは何だろう、今自分に出来ることは何だろうって毎日毎日考えて、食トレ筋トレ、アナライジング、自粛期間のzoom筋トレや自己分析、とにかく自分から動いて、発信した。
こんなに自分が考えたことが形になっていくんだって嬉しかったし、自分が一歩動いたら、チームが動いてくれるのが嬉しかった。
みんなが変わっていくのがすごく嬉しかった。
もちろん私だけの力じゃない。
幹部が協力してくれて、
真由、歩美、七海、和香、みんながついてきてくれたから、同じように勝ちたいと思ってくれたから、新潟のマネは格段にレベルアップできた。
例年の何倍も色んなことやって、選手以上にチームに関わって、高いレベルを要求することもあったと思う。それでもちゃんと横にいてくれて、一緒に進んでくれてありがとう。
誰が何と言おうと、私たちの代が最強だったよ。
真由、歩美、七海、和香、本当にありがとう。
それまであったやなことも、苦しいことも、最後に勝てばチャラだって思ってた。だから、頑張って来られた。妥協せずに続けて来れた。自分を追い込んでもチームの勝ちを目指してこれた。
そう思ってたからこそ、この終わり方を受け入れられない自分がいました。何のためにやってきたんだって、いままでやってきたこと、全部無駄だったのかなって。
コロナとか、学務とか、そんなのどうでもよくて、「戦えなかった」って事実だけが頭の中ぐるぐるして、涙も出ませんでした。
でも、いままでの自分を否定しないで欲しいと、言ってくれる人がいました。莉夏がいたから、マネで審判やるのが当たり前になったし、毎日休まず、遅刻もせずに部活にでるって当たり前がみんなの中で当たり前になったんだよって。食トレで選手の体が変わったこと、アナライジングで意識が変わったこと。この4年間、莉夏に感化されて熱くなったやつはいっぱいいるよって。
この言葉を聞いたとき、引退が決まって初めて、ちゃんと泣けました。
自分がこだわってきたことをしっかりみてくれていたこと、届いていたこと、伝わっていたことが嬉しかった。意味があったのかもしれないと思えました。
7月に自粛明けて、久々に部活出たとき、めちゃくちゃ楽しかった。それまでは部活できるのが当たり前で、気づけてなかったのかもしれません。
みんなが楽しそうにラクロスしてて、毎日みんなに会えて、それだけで充実してた。
あれ、ラクロスってこんな楽しかったっけ、って。
あの感情は、きっと他のどの代も感じることはできないと思う。いっぱい我慢した今年のチームだから感じられたこと。
こんなにラクロスを楽しめて、ラクロスができることに感謝できる代は他にない。
そういう意味では、他のどんな代の人たちよりも、私たちは強い。
でも、この経験は私たちが最初で最後になってほしい。いや、最後にしてください。
立場はMGからOGに変わったけど、新潟大学の東北地区での優勝をこれからもずっとずっと信じてます。
モチベが下がったり、悩み事あったら電話してください。熱々にして返します。
あと、自粛期間に感じたこととか部活への思いをラクロスノートに書いとけって言ったけど、あの時の自分の感情をそれぞれ読み返して、思い出してみてください。きっと、ちょっとやそっとの「しんどい」には負けないと思う。
これから先、どんなにしんどいことあっても、リーグ戦に出られないってこと以上に辛いことはないです。だから、途中で絶対に投げ出さないでください。特に1、2年生。絶対途中で辞めないで。
最後までやり抜くことで見えるものも、得られるものも必ずあるから。価値や結果は先には立ってくれないけど、振り返った時に見えるものだと思うから。
あと、「言葉は、行動を超えられない。」ってことを肝に銘じてほしい。
これは、絶対です。どんなに口で勝ちたいだの本気だの言っても、行動が伴ってなきゃ何にも意味ない。行動しなきゃ、結果は出ない。勝てない。
これまで口だけの人を何人も見てきたし、新潟の弱いところだと思う。
言葉で伝えた想いより、行動で伝えた想いの方がきっと長く残る。
特に3年生は、自分の行動に責任持ってやってください。
1年前代替えの時の決意表明で引退する時に「楽しかった」って言うって言ったけど、
私ラクロスめっちゃ楽しかった、4年間。
長々と色んなこと書いてきたけど、結局ラクロス部でいた4年間は楽しいことや嬉しいことがたくさんでした。
リーグ戦出られなかった悔しさはあるけど、もっとこうすればよかったっていう後悔はひとつもありません。
だって、誰よりも妥協せずにやったから。4年間、死ぬほど向き合ったから。
毎日、明日の自分が今日を後悔しないようにやろうって思ってた。
それに関しては、悪いけど誰にも負ける気しない。
チームの誰よりも勝ちを目指してたし、思ってたし、行動もした。
いや、俺の方が思ってたし!私の方が行動したし!って、言い返す人が多いチームってきっと強いよね。今、新潟は何人の人がそう思ったでしょうか。どうかそういうチームであってほしいです。
1ヶ月前の自分達の決断は、最良だったかはわかりません。もう少し粘ってたらって思う人もいるかもしれない。
でも、私はこれが私たちにできた最善だったと思ってます。あの時の自分たちを責めることも、悔やむこともしたくない。考えて考えて、戦って戦って出した答えだもん。今更結果が見えてから、たられば言っても仕方ない。
結果が出てからは何とでも言えるけど、あの時あの場にいた人たちの、あの時の気持ちはどう転んでもこの結末になっていたと思います。
だから、
私のこの4年間は、自分が1番肯定してあげようと思います。
4年間、本当にありがとうございました。
最後に同期へ
あやとの熱いところ、かっしーのひたむきなところ、太一の本気さ、げんきの素直なところ、しょーじの男気、たかとのつまんないギャグ、かずはの頭いいところ、しゅんやの聞き上手なところ、ぴーやのTwitterの裏アカ、ざんきーの優しさ、たかひろとの帰り道、おりりんの気配り、こうすけのおしゃべり、だいごの主将モノマネ、真由のあったかさ、歩美の明るさが、
なんだかんだ全部好きです。
4年間ありがとう。
#speedy
#84
#拘