2023年6月の母。

我が家の植物のお手入れをしてくれています。

 

「昨日のことをよく覚えていない。私は壊れてしまったかもしれない。」

困惑した声で母から電話がかかってきたのはつい先日のこと。真夜中でした。

普段から週に3回はテニススクールに通い、読書家でおとぼけモード。「休んでいても何も生み出さない」が口癖の母なので、(疲れているのかな?)と思っていました。

翌日は勤め先を休んで会いに行ったのですが、どうやら短期記憶がごそっと抜け落ちてしまうようです。理解力もあり、日常会話は普通にできるので本人も半信半疑のようでした。

 

医者にもかかりMRI検査も行いましたが、脳には全く異常なし。

すぐにどうこうというわけではないので、物忘れ外来の受診予約ものんびりとしたものです。なんと予約日は来年の1月23日!予約自体を忘れてしまいそうです(^^;;  母と同じような症状の方がたくさんいらっしゃるのだと思います。

 

実家までは高速に乗れば20分程度の距離ですが、毎日仕事が終わってから通うとなると生活に緊張感が生まれますね。まだ何も詳しいことはわからないので、今は深呼吸しつつ、母には仕事の合間に短時間でも電話を入れながら過ごしています。機嫌よく寝ても、深夜の「いますぐ来てー」コールは止まらないのですが (~_~;)

 

母も怖い。私も怖い。でもなぜかまだ希望を持っています。何かできないか考えています。

これまでの経験で、先のことを考えても、その通りにいかないことは山ほどありました。今は準備をしたり、できることを調べていきますが、これから起こるかもしれない(起こらないかもしれない)ことを先回りをして悩まないことにします。難しいかもしれないけれど、そう自分に言い聞かせています。