優  先生「宇宙旅行」したいでしょ?

光  ん? 急にまたどうしたの?

優  先生は「生い先短い」から、生きてる内に「宇宙旅行」したくありません?

光  おいおい、俺に「引導」渡すような事、言うなよ!

 

優  違うのよ! 先生の「願い」を叶えてあげたいのよ!

光  だって俺たち、もっか「宇宙旅行の真っ最中」だよ!

優  真っ最中って?

光  地球は太陽系で太陽の周りを回ってるだろ? その「太陽系」は「銀河」の

    中心の周りを回ってるんだよ!

 

優  あっ、だから「宇宙を旅行している」って言いたいのね?

光  そう。 その「銀河系」だって、「無限の宇宙」の中心の周りを回ってるの!

優  でもそれって「旅行」って言えるのかしら?

光  素晴らしい「星空」や、遠くの「銀河」だって、「タダで見放題」だよ!

 

優  それはそうね。 星空なんて、いくら見ても「見飽きない」ですものね。

光  俺なんかもうすぐ、「四次元宇宙の旅行」に旅立つんだよ!

優  それって、もしかして・・・・やだ! 先生「行っちゃダメ」よ、私も一緒に!

光  でも、その「旅行」には優ちゃんも連れて行くって訳にはいかないよ!

 

優  そう考えると「人生」とか「運命」って、悲しいわね。

光  そんな事ないさ! みんなは「死んだ」といって「悲しむ」けどね、

    俺はそうは思わないんだよ!

優  どういう事?

光  この世に生まれて来た「役目」を終えたから、ご褒美に「四次元旅行」

    に「招待」されて、「もっか旅行中だ」って考えてるのさ!

 

優  何か「哲学」みたいなお話ね。

光  親父もお袋も弟も、もう「この世に居ない」けど、「四次元宇宙」を

    もっか旅行中と考えれば「悲しく」なんかないんだよ!

優  でも帰ってきて「再会」なんて出来ないわね!?

光  帰って来た「親族」に「会う方法」がまだ「分からない」だけなんだよ!

 

優  ああああ、それってもしかして「浦島太郎」のお話なの?

光  んんんん、ま、似てるところは有るけど、ちょっと違うかな?

優  どう違うの?

光  「四次元旅行」って、ものすごく時間がかかるからね、「魂」だけで

    旅行してきて、戻る時は「赤ん坊」として「生まれてくる」んだよ!

 

優  「生まれ変わり」って事なの? 

光  ま、世間では「そう言う」ね。

優  世界中で「生まれ変わった」って言うお話も沢山あるわね?

光  俺の親父がね、「四次元旅行」から戻ってきて「赤ん坊」として

    生まれて来ても、今の「科学技術」では、それを見つけられないの!

 

優  そっか~、じゃ将来は「生まれ変わった親族と再会」も可能かしら?

光  勿論さ! ただ、「親子の立場が逆転」しちゃうけどな!

優  でも、何かちょっと「引っかかる」ところも有るわね?

光  勿論「三次元世界」で考えてる事だから、分からない部分も有るよ!

 

優  あっ? 分かった!

光  何が分かったの?

優  先生の「おちんちん」に優にしか分からない「印」を付けておくのよ。

光  それでどうするの?

 

優  新聞や雑誌に「こういうサインの有る方」って広告を出すのよ!

光  ばっかだな~! 次に生まれて来た時「女」だったらどうすんの?

優  え~? あ、そっか~。

光  でもまあ、この考えが「正しい」と思っていれば「心安らか」だよ!

 

優  でも「そう考える」と「死」なんて怖くはないわね!

光  まあ、その時が近づいてきた俺の「負け惜しみ」かも知れないよ!

優  いえ、先生のおっしゃる事、多分「間違ってない」わよ!

光  ありがと! ところで、俺に「宇宙旅行」の話って、何?

 

優  次のページで、お話しましょ!