空花です
朝日新聞社は10月10日付で、「慰安婦報道第三者委員会初会合」の様子を紹介するとともに、吉田清治の関連記事を12本取り消すとして、その記事概要を掲載しました。
つくる会会報『史』 最新号(11月号ー通巻107号)では、その記事の写真が掲載されています。
そこで読み進めるうちに気付いたことですが、朝日新聞はまだ吉田清治に関する記事を洗い出しきれていないようです。藤岡先生が指摘された「朝鮮人強制連行」の記事に関しては特別隠す意図が働いたのでしょうが、ここではそこまでは感じられませんが、調査の抜けがあると思われます。
証拠物件は当時の縮刷版にでも当たって確かめねばなりませんが、私自身は時間が無く怠っています。どなたか調べて報告いただければ幸いです。
その記事とは何か。 7番目に掲げられている記事です。
1991年(平成3年)10月10日付朝刊、大阪本社版の記事。
女たちの太平洋戦争 従軍慰安婦 吉田氏のインタビュー記事。慰安婦を強制連行したとして、「若い母親の手をねじ上げ、けったり殴ったりして護送車に乗せるのです」などと語っていた。
この記事の冒頭、「吉田さんは5月22日の本欄で、加害者としての自分について証言したが、改めて胸中を吐露した。」(編集委員・井上裕雅) と書かれています。
何と、朝日新聞は、1991年(平成3年)5月22日付記事でも、吉田清治の嘘話を掲載していたことを見落としたのでありましょう。
従って、朝日新聞が取り消すべき記事数は12点ではなくて、13点になるのではないでしょうか。
東京都在住
空花正人