損切上手は株上手

 

こんにちわ。

日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)認定テクニカルアナリスト
日本投資機構株式会社の江口です。

リクエストに応えさせていただく形で
過去の記事をReviveして毎日UPさせていただきます。

もし僕の記事を読んでいただいて
少しでも株式投資に興味をもっていただけたり、
関心をもっていただければ「いいね!」お願いします。


前回は長文記事を書いてしまい申し訳ありませんでした。

好きな事にはどうしても
が入ってしまうものです!ご愛敬という事でお許しください。
 

■時間01

 

 




「時間」と言われて思いつくのは

時計

思い出

予定

記憶

待ち合わせ

サルバドール・ダリ

遅刻


とかでしょうか。

実はこの時間という概念

投資においても非常に興味深いテーマの一つでもあるのです。

時間をメイン商品として扱う企業は多くはないですが

時間は全ての商品や企業運営に密接に関係しています。

今回はこの「時間」という概念を少しだけ私なりに掘り下げて、持論と勝手な見解で進めていければと思いますのでよろしくお願いします。

やはり時といえば時計

 

 


時計

時計は時間という目に見えないものの「見える化」に成功した画期的な発明だと思います。

時計の歴史は実に6000年にも及ぶのをご存知でしょうか?

時計の歴史を語りだすと、また長文になってしまいますので簡単に・・・

時計は古代エジプトが元祖と言われています。

それが耳にしたこともあるでしょう

日時計

太陽の光と影の長さや影の方角から時を知るという事を知りました。

当然季節や日照時間の問題で正確ではなかったものの

おおよその時間を知ることで人類は一日の中で時と時の間を生きている事を知りました。

 

時間という概念の誕生です。

何をすべき時なのか?

何が起こる時間なのか?


を把握したのですね。

影がこの位置にくると〇〇が起こりやすいとか。

太陽が信仰のシンボルになったのもうなづけますね。まさに生活に密着していたのです。

その後太陽暦と言われるものが生まれ

変化に対応した時の数え方などを読み取っていくようになります。

時の数え方や暦の論争は世界中で巻き起こりました。

砂時計

ろうそく時計

水時計


はじめて機械式時計が出来たのは1300年ころの教会で時間がくると鐘がなるように出来ていました。

これは鐘を合図にお祈りをするために作られたと聞いたことがあります。

この時代は貿易が航海でしかおこなえなかったいわゆる大航海時代

時間は価値となり時間意識革命が中世ヨーロッパでおこります。

スイスが時計で有名なのは、フランスの時計職人がスイスに逃げた(宗教弾圧などにより)ことでスイスに多くの時計職人があつまったことが起源でもあるのです。

そんな中、江戸時代の日本では

時計は当然一般市民に持てるような代物ではありませんでした。

時を知らせる方法としてお城から太鼓や鐘の音、のろしなどをあげて知らせていました。

そういった音や視覚で時を知り、人は生活に豊かさと彩りを添えていたのです。

実は、現在のような誰もが同じ時間を知ることが出来るようになったのはごくごく最近なんです。

 

■時間の重要性を理解する02

 

今我々は当たり前の様に時計と向き合っています

 

 

全世界の時を

えるという機能が

止したら

うなるとおもいますか?
※縦読みしてもなにもありません。
 

腕時計も掛け時計も時計塔も携帯電話の時計も

全てゼロになってしまったら


想像できますか?

もしかしたら

そんなおおげさな事にはならないと思っていませんか?

私は過去、数少ない友人にリサーチしてみたのですが

重く受け止める人は
皆無でした。

なんとかなるんじゃん?

時間ってあんまり気にしたことないなぁ

時計とか興味ないし

時計を一日で見る回数なんてたかがしれてるでしょ?

腹時計が結構性能いいんだ!俺

夕焼けが見えたら夕方ってことでよくない?眠くなった時間が寝る時間だし・・


などと毒にも薬にもならない頼りない回答ばかり・・・。


よく考えてください。

この世の中から時を数えることが出来なくなったとしたら

現在社会の全ての機関が止まります。

電車は動かないし

信号はむちゃくちゃになるし

船は行き場をわすれ

飛行機は空港に着陸さへままならなくなります。

どれだけ仕事をしたのか?

遅刻したのか?間に合ったのか?

労働基準法なんてあったものではなくなります。


※これは妄想のお話です。

全ての国が鎖国状態になり

待ち合わせや商談の約束があいまいになります。

時間にうるさかった役人は痺れをきらし

ミサイルを飛ばそうとします。

しかし飛ばすことが出来ない。

肉弾戦の戦争がおこります。

世界人口の半数以下になるでしょう。

こうなると

もう誰も何も信用出来ない!

腹時計だけが頼り太陽だけが僕を優しく包んでくれるんだ・・・。


・・・

■時間という概念03


時間という概念が突如消えてしまうとこのような事態に

なってもおかしくないのです。

※これは完全に私が中学二年生の時に抱いた妄想のお話です。



【時間は価値】という定義

時は金なり

Time is money


とも言われるように、時間がお金を生み出しますし、時間がチャンスを与えてくれます。

そして過ぎ去った時間は戻ってきません。

もっと人は時間と向き合うべきなのではないかと思っています。

投資の世界では


機会損失

という言葉があります。

これは、利益を生まない投資を何年何か月と行っている不毛な時間の事をいいます。

つまり

持ってるだけのビジョンのない塩漬け銘柄

がここにあてはまります。


塩漬け銘柄と聞くといいイメージはありませんよね。

ビジョンのある塩漬け銘柄

ビジョンのない塩漬け銘柄では


大きな違いがあります。

ビジョンのある塩漬け銘柄とは

株価上昇の期待と確信をもって持ち続けることです。

例えば、業績はよいのに、コロナやマクロ環境の一時的な大暴落に巻き込まれてしまって、回復までには時間がかかりそうだけども、業績はよく過小評価されており、現在売りが売りを呼び理論株価も下回ってしまって割安な状態です。

逆にビジョンのない塩漬け銘柄とは

確定損失を出したくなくて、あがるかもしれないと根拠のない希望で持ち続ける一番多くある最悪のパターンです。


心当たりありませんか?

私は今までに幾度となく何度かやらかしてきました。

一時的な損失に恐怖を覚え、いつか戻ってくれた時に、少しでも損失を減らした状態で売りたい!あわよくば利確したいと思い、ずるずると持ち続ける。


これが最悪なのです。
 

■時間軽視は愚の骨頂04

時間を無駄遣いしていますし、なにより根拠がないのが問題なんですよね。

もし、今そのような銘柄を抱えてしまってるのであれば




損切れと


確かに痛い!

投資をしていて損失を出すという事は、自分の投資先、または投資方法が間違っていたことを認めたことにもなるから

負けを認めたくない

というよりも


損したくない!

という気持ちの方が大きいと思います。

しかし

回復を待つ時間よりも

損失を埋める時間に回した方が

実は
合理的で効率的なのです。

ビジョンのない塩漬け銘柄で劇的に利益を出せるなんてことは

 

 

 

あったとしても

まぐれ以外のなにものでもありません。

運よく材料が出た

運よく業績が好転した

 

運よくTOBかけられホワイトナイトが現れた

などにすぎません。

 

YOU ARE LUCKY!!

ですので時間効率を重視して



損切れと!


この様に時間は生活や環境に密接に関係しています。

そして投資において、重要な存在です。

東京株式市場は平日の

9:00~15:00

と決まっています。

この時間内でないと基本的に取引はできません。(PTS、市場外取引除外)

あなたの貴重な一日24時間の中でも

たったの6時間しかないのです。いや正確には
5時間しかないのです。

それを無意味な希望的観測でしかない塩漬け銘柄に資金を独占されるなんてことはあってはいけません。



損切れと!

今回は損切の重要さを説くために、無駄に長文になってしまいました。

そして


時間は大事だよ♪

と問いかけつつも

 

最後まで読んでいただけた

読者様の
貴重な時間を奪ってしまった事

 

深くお詫びいたします。
 

次回予告

 


 

「ソサエティー5.0」

 

についてお話していきます。