有能と無能は紙一重!?

 

こんにちわ。

日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)認定・テクニカルアナリスト

日本投資機構株式会社、江口です。
リクエストに応えさせていただく形で
過去の記事をReviveして毎日UPさせていただきます。

もし僕の記事を読んでいただいて
少しでも株式投資に興味をもっていただけたり、
関心をもっていただければ「いいね!」お願いします。


本日のお題は「投資ルール」について話をしていきたいと思います。
 

■投資ルール01


あなたは自身の投資においてルールを設けていらっしゃいますでしょうか?

投資判断において非常に重要になってくるのがこの「ルール」です。

ルールに対して鉄のコミットが出来れば、投資を長い目でみた場合、大きく利益を出すことが出来るでしょう。

端的に短期運用を例にあげて言えば

100万円の投資で102万円になったら利食い

 

99万円になったら損切というルールをコミットした場合。

期待値は5千円となり、このルールで10回銘柄を回転させれば5万円の利益を得ることが出来ます。

 

厳密にいえばここに売買手数料も加味されますので利益は5万円以下になります。
 

■期待値を算出してみる02

こういったデイトレに近い回転売買を行う場合にはネット証券などの取引き手数料が無制限で無料になるプランを組むことでより良い環境下で投資を行う事が可能です。

 

今は手数料完全無料のサービスも始まってきておりますので、証券会社も縁故利用ではなくご自身で選ぶ時代です。

 

複数開設しておくのも良いでしょう。

しかし、このような取引は相場に張り付く必要性もあり、一瞬の売買タイミングを逸することで勝敗が逆に決してしまいます。

リスクが高いか低いかと言えば、投資家の環境にもよりますが、一般的には高いといえます。

2%上昇するよりも1%下がる局面の方が多く訪れてしまうことも過去の経験から予想されます。

1%下がったあとに2%上昇するなんてこともざらにあります。

こういった未来への期待と過去の経験が判断を鈍らせます。

何度も説明してますが

 

未来を予測することは出来ても、予知することは出来ません。

ドラえもんじゃないんだから未来をあらかじめ知ることは出来ませんよね。

それが出来たとすればそれはエスパー、またはインサイダー情報と言われても仕方ありません。

未来は不確定要素でしかないものですので、あらかじめ予測した未来をどこまで信用出来るか。そして予測が外れた場合どこまでを許容するか。これを規則化したものを


ルール

と呼びます。

上記のルールはもっともわかりやすいルールです。

だいたいどの銘柄に取り組んでも、これくらいの株価の振れ幅はありますよね?

2%上がって1%下がって2%上がって2%下がって・・・

株価は高下しながら変動していきます。


こういった鉄のルールを決めることは

メリットとして

◆銘柄選択に困らない
だいたいどの銘柄も上下で2%の値動きはある

 

 


◆最短で数分で結果が出る
出来高がしっかりしている銘柄であれば瞬間で結果が出る。


◆デイトレに向いている
何度も取引をすることで確率は収束していくことからルールを徹底することで利益率は上がる。

デメリットとして
◆まとまった利益は見込めない。
相場から離れてしまう、目を離してしまって・・等のイレギュラーな事がない限り大きく勝つことも負けることもない。


◆負けが続くと厳しい
プランを見直さないと手数料でマイナスになる可能性もある。

 

◆約定するまで席を立てない
一瞬で結果が出る可能性が高いので判断ミスが命取りになる場面も。
 

◆結果が早すぎて指値がうまくいかない
買った瞬間に下がったり上がってりすることもあるので注意が必要。

投資家としての環境に左右されますが上昇トレンドの銘柄を順張り一辺倒。

 

この手法で臨めば勝率は安定しますが投資本来の醍醐味はありません。

 

作業になってしまうために疲れてしまうかもしれませんね。

当然ですが
絶対に勝てる投資ルールは存在しません。

投資=リスク

という概念は間違いではありません。
 

そのリスクをどう自分の中でコントロールしてリターンへつなげるかが投資上級者の投資ルールにはあります。
 

■強欲はリスクを増長させる03

 

そんなにちまちました投資はしたくない!!!



投資・商売の醍醐味とは


「安く買って高く売る」

ですので、やはり投資家たるものガツンと利益を狙いたいもの。

それが戦略と戦術をもっての成果がガツンな利益であればうれしさも面白さも格段に変わると思います。


ではどうすればいいのか?

 

■自分ルールの設定04


自身の投資方法にあった最適な「投資ルール」を作ることです。

ルールを作成することでリスクコントロールにもつながります。

しかし、投資ルールは様々であり、投資環境や資金環境等により多岐にわたります。



そこでまずルールを作るのに必要な事はなんだと思いますか?













違います













自身の投資スタイルの

 

見直し・確認です。



・短期投資がしたいのか?

・長期投資がしたいのか?

・デイトレなのか?

・スイングなのか?



そして次に

どれくらいの利益(リターン)を求めているのか?

例えば100万円の投資で

・10万円利益をとりたいのか?

・20万円の利益をとりたいのか?

・100万円の利益をとりたいのか?


そしてリターンに対してどれくらいの損失(リスク)なら許せるのか?

・5万円なら無くなっても良い

・10万円ならまぁ無くなっても仕方ない

・なんなら全部無くなってもいい


ほとんどの投資家はこの
利益(リターン)しか視野になく

買い付けた時に10%利益をとったら利食う!!というルールをその場で作りますが、下がった場合に何%で逃げるのか?というものを設定していません。

思惑と違い、下がってしまった場合にはあわてふためき、塩漬け、または、狼狽売りで損失を加速させています。

 

■リスク設定も同様に行う05

 

必ず目標リターンに対してリスク設定も行いましょう。

これだけで大きく銘柄への取り組み方と付き合い方が変わってきます。

長期で考えているのであれば、株価が下落した時の事も考えて、打診買いやナンピン買い、上昇時に少数株を利食うなどを駆使して株数を調整することを意識して運用しなければいけません。

最初に買い付けた株数がそのまま変わらず長期運用になってしまってはそれはただの塩漬けです。

長期運用は積み立て貯金をイメージすれば具体的かもしれませんね。


長期運用と決めたのであれば、「平均取得単価」と「株数を増やすこと」を意識する必要があります。

短期運用と決めたのであれば、リスク&リターンを“眼前の数字で設定”する必要があります。

今日明日の利確を目指す短期運用にファンダメンタルの要素はあまり意味を成しません。

短期投資を志す投資家こそ、リスクを理解し、テクニカルや金融論を勉強しなければいけないのです。

 

ごちゃごちゃしてきたーーー!!たくさん条件が入ると判断に迷いますよね。

 

弊社のお客様というか、日本の一般投資家はそのほとんどが

短期でガッツリ利益を出したい!

 

という方が非常に多いのです。

“短期でがっつり”にどれだけのリスクが介在してるのか理解されていない投資家の多さに驚きを隠せないのも事実です。

 

 

■その場しのぎの判断は危険☢06

 

ルールなき投資で

 

 

 

勝ってもそれは

間違いなく

 

“まぐれ”です。



ルールの中で周りの要因に惑わされず、上昇期待という見えない未来への誘惑に打ち勝って利食ってください

戻るかもしれない!という

誘惑に打ち勝ってロスカットをしてください

自分ルールに鉄のコミットを行う事で

 

投資家としてプロに近づくと信じて頂いて結構

これが出来ないうちは
“永遠にまぐれの一発にかける素人投資家”から脱却できないと思ってください。

厳しいと思われるかもしれませんが、弊社ではこのようにしっかりお客様と向き合ってお話をして、時には厳しい指摘も交えながら資産運用のお手伝いをさせていただいております。
セミナーやウェビナー(ウェブセミナー)個別勉強会なども開催し、時には懇親会という名の飲み会や食事会も開催しております。
弊社会員様だけにお話しできる内容もあったりと楽しくも厳しい談義を繰り返しておりますので是非ご参加くださいませ。

弊社の夢は、弊社の会員様を勝ち組投資家に導き、本当に勝ってる投資家1割と言われる現状の打破を目標にしています。

日本の勝ち組個人投資家は日本投資機構株式会社から輩出する!と決めております。

 

次回予告

 

資産運用の三大要素

 

について書いていこうと思います。