■東京市場寄付き
2万7,000円近辺に値を戻して揉み合うような展開に。
■本日の日本株概況
ここ数日、日本株市場の重荷となってきた半導体株の下落ですが、
前日の米国株市場では半導体株に見直し買いが優勢となっています。
米長期金利も昨日の日本時間の取引時間中に比べて下落しているため、
本日の日本株市場はグロース株を中心に買戻しが先行する展開となるでしょう。
昨日の下げは薄商いのなかで一部の投資家がリスク回避を目的として
売りを出した面が大きいと見られ、日経平均株価は
先週に「居心地の良さそうな水準」と言及した2万7,000円前後の水準に
戻して揉み合うような展開になりやすいと見られます。
ただし、指数が2万7,000円を回復できなかったり、
回復できてもすぐに押し戻されてしまうようであれば、
需給悪化が意識され、明日以降の下振れリスクに注意が必要になると分析。
テスラの決算発表に絡んで再度グロースが売られる可能性もありますので、
もし買いが弱いようであればポジションを減らしておくのが良いでしょう。
■前日の海外概況
昨夜の米国株式市場で、NYダウ平均は前日比0.11%安の3万4,411ドル69セント、
ナスダック総合指数は同0.14%安の13,332.36ポイントで終了しています。
米金融大手の決算は、前年同期比で減益となったものの、
市場予想を上回るものが多く、見直し買いが波及。
一方、原油価格が3週間ぶりの高値をつけたことで
消費関連などに売りが優勢となりました。
■本日の予定
《海外》
IMF世界経済見通し発表
米3月住宅着工件数(21:30)
《米決算発表》
IBM、ネットフリックスなど
■本日の主要指数
『米国株』
・NYダウ:34,411.69(-39.54)
・ナスダック:13,332358(-18.721)
・S&P500:4,391.69(-0.90)
『日本株』
・日経平均株価:26,799.71(-293.48)
・TOPIX:1,880.08(-16.23)
・東証マザーズ指数:751.61(-14.12)
『為替』
・為替:127.16-127.18(+0.53)
■本日の注目銘柄
・【3681】ブイキューブ
前日の取引終了後に、「フィジタルリアリティー
(フィジカル+バーチャルリアリティーを意味する造語)な
メタバース体験を実現する個室型VR空間
「メタキューブ」のコンセプトモデルを発表。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。