資産破綻の危機!?★
こんにちわ。
日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)認定テクニカルアナリスト
日本投資機構株式会社、江口です。
リクエストに応えさせていただく形で
過去の記事をReviveして毎日UPさせていただきます。
もし僕の記事を読んでいただいて
少しでも株式投資に興味をもっていただけたり、
関心をもっていただければ「いいね!」お願いします。
本日のお題は「資産運用の三大要素」について話をしていきたいと思います。
■資産運用の三大要素01
資産運用の三大要素とは
「安全性」
「収益性」
「流動性」
の三つの面があり、すべての面を兼ね備えた金融商品は残念ながら存在しません。
まずは。こちらの意味をおさらいしていきましょう。
◆安全性
まず安全性と聞いて何を連想されますか?
安全装置
シートベルト
賞味期限
などなど
たくさん「安全」というワードで思いつくことでしょう。
金融商品における安全性とは
『元本がどの程度保証されるのか』
例えば
日本の国債であれば、日本という国が破綻でもしない限り額面が保証されています。
現在最も安全性の高い金融商品と言ってもいいかもしれません。
◆収益性
収益性と聞いて何を連想しますか?
売上
利益
配当
優待
などなど
収益と耳にすれば、なんだかプラスなイメージになりますよね。
金融商品における収益性とは
『将来どれくらいの収益率(利回り・リターン)を期待できるか』
収益性の高い金融商品は、市場の動きや経済情勢によって価格が変化する場合がほとんどであり、「元本割れ」などのリスクも伴います。
収益性を大きく求めた場合には避けて通れないところですので、収益性だけに目をとられることがないように注意が必要です。
◆流動性
流動性と聞いてなにを連想するでしょうか?
流れ動く
不定形な変化
時代の変革
などなど
『流動性とは「換金性」ともいわれ、その商品がどれだけ現金化しやすいか』
例えば、
不動産などは現金化するのに時間がかかりますので流動性が高いとは言えません。
あと解約手数料がかかったりする商品もありますし、一定期間解約できないものもありますので契約時にはしっかり契約内容の確認をする必要がありますね。
■才色兼備な金融商品は存在する?02
以上の様に三者三様の特色をもっており、
このすべてを兼ね備えた金融商品は
存在しません。
例えば
預金は安全性、流動性は高いものの収益性は低いです。
投資信託や株式投資など収益性は高くとも、商品によっては流動性が低かったり、安全性も預金に比べて低くなります。
金融商品はバランスが重要であり、アセットアロケーション(資産配分)を考慮する必要性があります。
故に、投資運用にはこの三大要素のバランスをとったポートフォリオの作成が必須となってきます。
一番簡単に出来ることが、自身のポートフォリオの見直しです。
ある要素に偏った資産配分になってしまってはいないか?などの確認をしてみましょう。
■強欲は最大の敵03
儲けることばかりに収益性ばかりに目がいってしまってはいませんか?
石橋なんて叩かない!安全性を度外視したギャンブル投資になってはいませんか?
流動性を無視した運用を行ってしまえば、いざというときに立ち往生してしまう事もあります。
資産を運用するという事は、
安全に、収益性を求めながら流動性を確保することです。
資産運用を方程式にすれば
資産=投資金×利回り×運用期間
このようになります。こちらもバランスが必要になり、どれか一つでも大きな数値になってしまうとそれはリスクとなります。
投資には投資金が必要になりますよね。
この投資金を用意することを資産形成といいます。
利回りの良い商品には見えないリスクが多く混在しています。
利回りばかりを意識せずに、表面化していないリスクを探すことに注力すべきです。
■長期<中期<短期の順で・・・04
長期<中期<短期の順でリスクが増します。
運用期間は出来るだけ長期間の運用を心がけましょう。
短期運用では結果を早期で求めるあまり
リスクに対する警戒感が減少する傾向
が多くあります。
投資は継続することで利益を生み出します。
無理のある運用をおこなった場合、
遅かれ早かれ
まずもって破綻する
可能性が高まります。
毎日たくさんの方がご相談に来ていただけます。
そのほとんどの方が
偏ったポートフォリオで、真綿で首を絞められるように、じわじわと資産を目減りさせてしまっています。
もし、ここ数年で順調に資金が目減りしてしまっているのであれば自身のポートフォリオに問題がある場合がほとんどです。
もし心当たりがありましたら、一度見直してみてはいかがでしょうか?
そして不安になった場合、弊社にご連絡くださいませ。
資産運用のプロに相談することは何も恥ずかしい事ではありません。
資産を失くしてしまった後に、
「やっぱり相談しておけばよかった。」とならないように。
もっと早く相談しておけばよかった。
そんな言葉、私はたくさん耳にします。
三大要素を考慮しないポートフォリオは
いずれ破綻しますよ?
次回予告★
「ポートフォリオ」
について考えていきたいと思います。