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こんにちわ。

日本投資機構株式会社所属

証券アナリストの

石塚です。

 

 

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■エリオット波動



投資家であれば一度は耳にしたこともありますでしょうか。

エリオット波動と呼ばれる理論を今回説明していきます。

上記の写真の様な、激しい印象のものではありませんので安心してくださいね!

エリオット波動

「上昇5波、下降3波」のサイクルとさており、値動きには一定のリズムがあると定義づけるものです。



上昇相場の場合

『上昇 ⇒ 下降 ⇒ 上昇 ⇒ 下降 ⇒ 上昇』

5つの連続した上昇波から出来ており、その後

『下降 ⇒ 上 昇 ⇒ 下降』

3つの下降波による下降調整の相場が形成されるというものです。

■理解するべき三つの法則

エリオット波動には明確ないくつかの条件がありますので以下の三つを把握頂ければ判別が可能です。

①第2波が第1波を超える安値を付けることはありません。



②第3波が一番短い線にはなることがありません。



③第4波が第1波の高値を下抜けることはありません。



では第1波から順を追って説明していきます。

●第1波
エリオット波動の第1波を狙って拾う事は出来ません。
材料や、決算、機関投資家等の大口の資金流入など、様々な条件を満たし株価は上昇していきます。この時点ではまだ参加者は限定的です。

●第2波
第1波よりも前に取り組んでいた投資家が急展開な上昇を見て、そろそろ下降に転じてしまうかも?という投資家心理から“利確売りが発生”し一反売りが加速する展開となります。

●第3波
利確売り一巡後、上昇トレンドが継続し、買い圧力優勢となる場合、再度上昇展開となります。第1波の高値(上値抵抗ライン)をブレイクすることが出来れば注目度もあがりたくさんの投資家が参加してくるようになります。この第3波がもっとも長いトレンドを形成することが多いので重要なトレンド分岐点です。

●第4波
第3波は大きく上昇する傾向が高いために、心理として「もうさすがに買われすぎだろう!」と徐々に売りが先行し再度下降します。

●第5波
第4波が下げ止まると、まだ上昇トレンドが継続していると判断した人が買ったり、
第3波に乗れなかった人が新たに買い始めたりするため、さらに上昇します。

しかし、この時点でたくさんの投資家が参加してしまっているため、新規での参加者も少なくなり、上昇の勢いも当然弱くなっています。

●下降第1波
上昇の勢いがなくなり、利確定売りが加速しトレンドラインを下抜けると、売り勢力がさらに強くなり下降トレンドに転換します。


●下降第2波
下降2波で下落すると、売られ過ぎと判断した人が買い始めて下げ止まったり、下げ止まると、まだ上昇トレンドが継続していると判断した人が買ったりなどで、一旦上昇します。ここにも投資家心理が見受けられますね。

 

 


●下降第3波
しかし、すでに下降トレンドに転換しているため上昇は続かず、再び下落し始めます。

このエリオット波動のうねりをしっかり見極めることが出来れば、相場のトレンドをいち早く察知することが出来るようになりますが、一つの波をどこで判断するのか?というのは難しい場合があります。

私は第3波に狙いを定めた分析を行うようにしています。

第3波は長いトレンドになりやすい事から少々の遅れも取り戻すことも可能ですし、第1波での高値を意識するだけで見抜けるのも良いです。

高値をブレイクしたところで買いを入れ第5波の間に売り抜ける。

■天井を見抜くことは不可能

天井を見抜くことは不可能ですので第5波であることが認識出来たら売却の準備を始めるといった具合ですね。

本当は理論上、フィボナッチ比率も加味した分析を行った方がより利益率向上が狙えますが、ここでは割愛します。

フィボナッチまで加味した説明となると、読み手も書き手も難しくなってしまいますので💦

■まとめ


 

エリオット波動は群集心理をトレースするような折れ線を描きます。

今回も心理を読み取る手法でしたがいかがでしたでしょうか?

 

分析というよりも理論に近いので今までで一番難しく感じたかもしれませんが、これは株式だけではなく、為替、仮想通貨、はたまた歴史のうねりまでも当てはまる理論ですので、広く浅くでも理解しておくと今後の投資人生のお役に立てるものになるかと思います。

売買判断は自身の資産運用に直結する最も重要なファクターです。
しかも判断は一瞬で下さなければならないときも多々あるのが投資の世界。

一瞬の判断ミスで短期目線の運用が長期になってしまう。

すなわち塩漬けになってしまう一番の原因でもあります。

今回は「エリオット波動」についてお話してきました。出来るだけ伝わりやすいように書いてきましたがわからない事は何度でもお聞きくださいね。