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■8月19日 本日の見出し
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投資家心理が改善し幅広い銘柄に買いが先行。
ただ、香港のデモや中東情勢への懸念は上値の重し。
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■本日の相場概況
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『国内』
19日の東京株式市場で日経平均株価は
前週末比144円35銭高の2万0,563円16銭と続伸。
前週末の米国株式相場や欧州主要国の株価指数が軒並み上昇したことで、
投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが先行する展開となりました。
アジア株が堅調に推移したことや
ドル円相場の落ち着きも好感されています。
ただ、香港のデモや中東情勢への懸念は上値の重しに。
また、トランプ米大統領が、
中国通信機器大手ファーウェイについて「取引したくない」と述べ、
アメリカ製品の輸出禁止措置など
ファーウェイの排除を続ける意向を示したことも
リスクオフの売りに繋がりました。
業績に安定感のある銘柄を中心に個人投資家の資金が向かい
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続伸しています。
『海外』
19日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続伸。
中国人民銀行(中央銀行)が17日に
企業の借り入れ負担抑制に向けた金利制度の改革を公表し、
金融緩和的な政策への期待が高まっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=106円35~36銭と円安に傾倒。
米長期金利の低下が一服したことで、
円売りが優勢となっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
今週は22日から24日まで行われるジャクソンホール会合に
市場参加者の注目が集まっています。
特に23日にはパウエル議長が講演を行う予定で、
ハト派的な発言をすれば投資家心理の改善につながる期待も。
実際に、1年前のジャクソンホールでの講演では、
パウエル議長は利上げを急がない姿勢を示し、
投資家心理の改善につながりました。
勿論パウエル議長が市場の期待にそぐわない発言をした場合は
売りが膨らむリスクも存在するため、
イベント通過までは上にも下にも持ち高を傾けにくいと見ており、
膠着感が強まりやすいでしょう。
ただ、中小型株、特に8月中に好決算を発表した銘柄は
地合いが崩れにくいことを支えとして
素直に買われやすいと見ています。
また、今週は全体としては大きく崩れにくいと見ていますが、
半導体セクターには注意が必要です。
16日には「米商務省がファーウェイに対する
米製品の輸出禁止規制の猶予期間を延長する見通し」と報じられていましたが、
トランプ米大統領は18日に米国が中国の通信機器大手、
華為技術(ファーウェイ)ビジネスを行うことは望んでいないと表明。
猶予期間延長の有無については、
トランプ氏が「19日に判断する」としており、
同氏がファーウェイ問題についてより強硬な姿勢を見せれば
投資家心理の重荷となりやすいでしょう。
半導体関連銘柄については
まだまだ市況が落ち着かなそうですので、
中長期目線で安いところを狙って買い集めるのが良さそうです。
世界景気減速の程度を見極めながらの相場展開が続きますので、
比較的世界景気の影響を受けにくい
内需関連の好業績銘柄を中心に回転売買を進めていきましょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,886.01ドル (+306.62)
・ナスダック:7,895.994 (+129.377)
・S&P500:2,888.68 (+41.08)
・為替 ドル円:106.38-106.39(+0.22)
『国内』
・日経平均株価:20,563.16円(+144.35円)
・TOPIX:1,494.33(+9.04)
・日経ジャスダック平均株価:3,331.80 (+9.20円)
・東証マザーズ指数:865.52(+13.12)
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■明日の予定
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『国内』
20年国債入札
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