接骨院・整骨院(以下、「院」と言います)の先生の持つ資格は「柔道整復師」。この名前の由来を調べてみると「そのルーツである柔術の「活法」(治療技術)に由来します。柔術は相手を倒す「殺法」と、怪我を治療する「活法」を持ち、その「活法」が発展し、現在の柔道整復術へとつながったのです」とあります。
よくわからないですよね。
昔々、生粋の柔道の先生や、退職された武術に優れた警察官さんたちが道場で柔道を教えたりした際、怪我した生徒を手技で治せる凄腕先生が多くいた!!というのがこの資格の始まりという説もあります。
こっちのほうがしっくりきますね。
1998年(平成10年)に柔道整復師養成施設の開設に関する規制が緩和されたことがきっかけで専門学校が乱立し、2020年ごろまでくると、資格者は急増!!
資格取得後すぐに開業できたので接骨院・整骨院が美容院と同じくらい、巷に溢れるようになります。
が、資格を取得したばかりの先生が開業しても、まだまだ実務経験の意味では経験が浅く、人の体に触れる仕事ゆえ、接骨院・整骨院に通ってもケガが治らない、逆に益々痛くなった!!などのトラブルも急増したわけです。
更には(噂では関西の方に多かったらしい)患者さんが頼んでないところまで保険適用にして儲けようとする接骨院・整骨院まで出る始末(ごめんなさい。関西を悪く言うつもりはないんです)。→過去の記事へ
これじゃあ清く正しく真面目に患者さんの症状に向き合って治療している院にとって迷惑な話!というわけです。
そこで!!2018年から変わりました!
専門学校で学び、資格取得したあとも、一定期間実習を受けること。
つまり、すぐに開業できないシステムになったんです。
既に飽和状態なので、技術がない、経験がない接骨院・整骨院は気づくと閉院していますが、やはり自分の体を預けるならば、より良い先生に出会いたいですよね。
ところで、接骨院・整骨院の開業後、廃業する確率は非常に高く、95%を超えると言われているそうです。つまり、開業して経営を継続できているのはわずか5%未満ということ。開業20年とかいうところは、それだけで信用できる院と判断してもいいかもしれませんね。