新派の碑・湯島天神:
揮毫は、作家・川口松太郎による。
御由緒:
新派劇創立90年(昭和52.11.1)を迎え、松竹(株)と水谷八重子氏により新橋演舞場に建てられたものを、演舞場改築のため湯島天神境内に移設された(新派名優・故花柳章太郎氏の献木・梅と並ぶ)。
新派:
明治21年に始まった日本演劇の一派。
旧派・歌舞伎と異なり新たな現代劇として発達し、新派と称された。
大正12年 初代・水谷八重子が参加し、台本を川口松太郎が書くようになる。
昭和14年 花柳章太郎が参加する。
昭和17年 本流新派が解散する(三頭目・女形河合武雄 死去)
昭和20年 新生新派が再開する(三頭目・喜多村緑郎 参加)
その後、分裂の危機を乗り越えながら今日に至る。
雑感:
神社と演舞場の縁、人は神社との深いつながりがあることを強く感じます。
ab.nan