【探訪】復元.上田城跡・長野県上田市 | 地方史愛好家 ab.nan27

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地域の魅力を発信!気になる地方史の探訪・踏査を旨とし、地域の歴史・文化を礎に時々【寄り道】しながら綴ります。

整備構想図:
出典:上田市

経緯:
 長野県上田市は、上田城跡の復元整備を目指して平成2年度に策定した整備基本計画を再検討し、保存・活用方針を定めた保存管理計画と櫓や武者溜まりなどの復元方策を示した整備基本計画(改訂)を策定した。

 また、復元のための資料提供と寄附金・夢に向かって!上田城復元プロジェクトを募っている。

東虎口櫓門:
出典:上田市

 明治8年に払下げとなり取り壊しが進んでいた頃の上田城、現在の櫓門の復元などに使用し、当時の写真はこの1枚だけという。

叶えよう夢を‼︎
二の丸東虎口:
本丸跡:

経緯:
 長野県上田市は、史実に基づく上田城跡の復元整備を目指している。

 整備するのは、武者溜り、本丸櫓と二の丸東虎口一帯を復元する計画で、上田城の城郭構造を体感できるようにする。

 武者溜りは、3m程の石垣や土塁に囲まれた場所で、北側に隣接して三十間堀と呼ばれた長方形の堀・長さ約50mがあり、上田城が誇る堅固な防御施設が多く設けられた。

 本丸櫓は、7棟あったうちの現存する西・北・南櫓を除く、本丸の鬼門除けの位置にあった北東の櫓2棟を復元する。

 市では、復元に必要な櫓に関する資料は、東虎口櫓門を写した1枚の写真しかなく、復元する櫓の写真、絵図面、情報を求めている。

上田公園御由緒:
 上田城跡も上田公園が礎になっている。

雑感:
 上田城は、明治8年に払い下げとなり取り壊されるが、唯一西櫓は解体を免れて現存し、北・南櫓は城外に移築されたものの市民により買い戻され、再移築された。
 これらの現存する櫓とともに上田城の城郭構造を体感できる復元に期待したい。
ab.nan