出典:長野県
経緯:
長野県は、郷土への思いを聞く県民意識調査を行い、今年で50周年を迎えた「県歌 信濃の国」について歌詞を見ずに歌える箇所を尋ねたところ、1番は73%に上った一方、22%は歌えない・知らないと回答、特に県外出身者は70%が歌えない・知らないと回答し、県民の一体感をつくってきた県歌を巡る状況にも変化が窺えるとのこと。
歌詞を見ずに歌える箇所では、2番になると35%に半減、3番で13%、4〜6番は3〜7%となった。
年代別では、歌えない・知らないは30代の36%が最も高く、18歳〜20代の33%、40代の29%となり、70歳以上は12%だった。
出身地域別では、2番を歌えるが中信48%、南信45%と、北信37%、東信30%を上回った。2番は県内の山や川を歌い、中南信の山や川の登場が東北信より多く、3番以降の歌詞もその傾向がある。
一方、住んでいる地域への愛着を聞いた質問では、愛着を感じている・まあ感じているが90%とのこと。
「われら信州人」調査/郷土・地域意識編:
通算5回目、県内18歳以上の男女800人に調査し、63%・502人(男性228人・女性274人)が回答した。
雑感:
県歌信濃の国を73%が歌詞を見ずに歌えるのは、90%が示す愛着心と何より小学生から何度も歌っている学校教育の表れであり、県外出身者が歌えないのは当然といえる。
また、3番以降歌えないが急増するのは、校歌にも言えることで2番までしか歌わない、これも学校教育の表れである。
年代別では、50代〜60代、70歳以上が学校教育でよく歌ったことの表れか。
出身地域別では、南北に長い地形が影響している。北、東、中、南信の4地域に分かれ、地域への愛着が90%を示すように殊更地域意識が高く、この結果も当然といえる。私は更に意識が高いようで、1番の歌詞に…松本 伊那 佐久 善光寺…とあるが何故上田(出身地)がないのか、日の本一の兵・真田が謳われていないのか、未だに憤りを感じている。
ab.nan