最近の業務で、高齢者の「お金」関係のトラブルに関わる機会が多いです。

まだ死んでいない人(そろそろやばそうな人)の遺産を巡る親族トラブルとか、認知症の人の金銭管理とか。

 

なかでも、解決困難なのは「借金」の関係。

若くて元気だったうちに作った借金が、高齢になって収入もほとんどないのにそのまんま残っちゃうパターン。

それだけならまだしも、医療保険料や介護保険料を長年未納、なんてこともよくあって、体調崩して介護が必要になっても

「病院に行けない、介護も受けられない」

みたいな状態になって、にっちもさっちもいかなくなったところで誰かに発見されて、ウチに相談が入る感じですね。

 

最終的には「公費で施設入所」って言う以外に解決策がないんだけれど、若いころのだらしない生活ぶりが原因の場合が多いので、それを公費で解決するのは

「なんだかなあ」

って思いますけど、それしかやりようのない場合には仕方ないっすね。

とはいえ、当の本人にとっては「シアワセな老後」というわけではないのですから、やはりお金に関することはしっかり管理しておいた方が良いと思います。