還暦過ぎて料理生活家<旧:口中の幸い> -10ページ目

自画自賛


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素人が造った酒とは思えません!

まさに自画自賛に値する酒です。

純米酒ですが、かすかな吟香があり、渋みや嫌な酸味の無い、素直な美味しさ。

これは、ちょっと変わった千葉・岩の井の酒。

どこがどう変わっているかは下の写真にそのヒミツが。


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春の土曜のお昼は若竹そば

春ですね^ ^

食品偽装問題や、自給率の低下など、食の周辺では昨今いろいろな問題に対して様々な意見が飛び交って、誠にかまびすしいですね。

それぞれに複雑な要素が絡み合って、現在こうなってしまっているんでしょうが、食卓に季節ものが並ぶことに、再びみんなが楽しみを見出せたら、結構いろんな問題が解決したりするんじゃないか、なんて思ったりするんですよねぇ(笑)

なんて、したり顔になることもないんですが(苦笑)、つまり単に食べたくなったから、先週の土曜日のお昼は「若竹そば!」^ ^

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とはいえ、たけのこは水煮、わかめは塩蔵と、調理時間と食品調達場所の制限もありますが^ ^;、なんのなんの、美味しかったですよ。

僕は東京の生まれだけれども、うちで作るときの甘汁は、薄口醤油で作るのが好き。

それからそばは、若竹の時は更科がいいですねぇ♪


もちろん土曜の昼でも、男子厨房酒であります。

この日は、先日「菩提もとってなんだ?」と気になってはせがわ酒店で買ってきた「菊司 菩提もと 純米 生」。

うーん、かなり微妙です。このお酒。。

つづく

サブタイトル変えてみました。のグラハム・カー

土日の料理はお父さんの役割!、は我が家のいつからかの習い。

本当にいつのまにか、気が付いたらそうなってたんですが、でも、僕自身嬉々としてその役割をまっとうしてたりして、うれしいやら悲しいやら^ ^;

で、そんな僕の原風景が「世界の料理ショー」。

そうです、グラハム・カー!

シェリー片手に(今YouTubeとかで見なおしてみると、白ワインですな。でも、なぜだか「料理作りながら飲むのは、やっぱりシェリーなのよ・・」なんてフレーズが記憶の片隅に残ってる)、バカ言いながらちゃちゃっと料理を作るあの番組に、なんとも豊かなアメリカを見てたんですなあ、赤ん坊の頃。

あ、うそうそ。すいません、小学生か、下手するともう中学生になってました。

考えてみると、坊主頭の中学生が、喜んで「世界の料理ショー」見てる姿ってのも、なかなかにシュールなものがありますな(苦笑)

というわけで、初心に戻って(?)「口中の幸い」のサブタイトルを<男子厨房酒の愉しみ>とさせていただきました。

以後、お見知りおきを。



今見ても楽しいよねえ。この世に悩みなんて無いなあ、という感じ。
やっぱり、食い物と酒と笑いの威力、それも揃い踏みとなるとすごいです!

蔵元は僕の親戚だった!? <木戸泉・岩の井 蔵見学>

先週末、房総は大原と御宿に行ってきました。


目的は、通好みの酒を醸す千葉有数の酒蔵、「木戸泉」と「岩の井」の見学。


実は、神田にある酒屋「和泉屋」の日本酒の学校(!?)に入ってまして、
私は中学、通称アル中の生徒なんです。


神田和泉屋


その修学旅行で行ってきたというわけ。


和泉屋さんの学園ページに、修学旅行の模様が。

こちら



今は造りの真っ盛り。


酒造りの一から十までをつぶさに見られ、
さらに両蔵元と杜氏にもお話がうかがえ、
さらにさらに、無濾過生原酒のタンクごとの利き酒が出来たり
(市販されているのは、いろんなタンクの酒をブレンドして、
味の調整をします)、
本当に貴重かつ楽しい体験でした。


で、さらに実はなのですが、
私の母親の実家が御宿でスーパーをやってたんです。


もともと酒屋でね。


だから僕にとっては御宿は半分地元。


でね、木戸泉の蔵元(社長)、
そのお顔が本当に外房の人の顔で、
僕のおじいちゃんや叔父にそっくりなんですわ。


親戚じゃないかと思っちゃいました。


写真を撮り忘れたのが、

かえすがえすも残念。




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山田錦浸漬中



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木戸泉の秋葉杜氏

<sake-memo>開運 無濾過純米生酒(静岡)

上立ち香は、サワークリームなどのちょっと酸味を伴った乳製品の香り。含むとマスカットなどの香りとともに若々しい苦味が心地よい。割とどっしりとした旨みもあり、思いのほか生っぽくない。食事の前に5勺ばかり、やや冷えたところを飲りたい。


■アルコール分:17度以上18度未満

■原料米:山田錦100%

■精米歩合:55%

■(株)土井酒造場

■1380円(720ml)

■はせがわ酒店にて購入



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<sake-memo>土佐しらぎく 特別純米 ぼっちり(高知)

開けたてをひやで飲むと、非常にさらりと軽い。少々物足りないくらいである。最初の一口には堆肥を思わせるような香りを伴ってすっぱさを感じる。堆肥と言うのは決してネガティブな表現ではない。

上燗にまでつけてみると、まあるい旨みが増してきて、もとからの酸味ととても良いバランスに。食中酒として幅広い料理に合いそう。独特の酸味は、脂っこい料理にもいけそうだ。


■精米歩合:60%

■アルコール分:15度以上16度未満

■製造年月:H19.1

■(有)仙頭酒造場

■2300円(1.8l)

■はせがわ酒店にて購入



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<sake-memo>七本鎗 純米生原酒 精米80%(冨田酒造・滋賀)

これが80%精米の威力か!というように、最初のアタックから甘さと酸と苦味がガツンと押し寄せるが、思いのほか透明感のある舌触り。なので、秋鹿などに似たキャラクターかと思いきや、やはりそうした旨みのリッチさではなく、荒々しい力強さが特徴の飲み口。味切れは今ひとつだけど、許してしまう個性。



■アルコール度数:17度以上18度未満

■麹米:玉栄 65%精米

■掛米:玉栄 80%精米

■日本酒度:+6.5

■酵母:協会7号

■製造年月:18年12月

■価格:1,250円(720ml)

■はせがわ酒店にて購入



20070121a

<sake-memo>瀧澤 純米古づくり(長野)

口開けの一口はなんとも人当たりの悪い酒。苦味をともなって、ごつごつした感じ。旨みや酸味のボリュームもあまり感じられず、君は一体誰?という感じでつかみ所がない。四週間も常温でほったらかしにしておくと、ようやく味がのってくる。もとよりキレはよく、ぬる燗につけてやると苦味をともなって恥ずかしげに旨みが顔を出す。しかし、もしかしたら本領を発揮する前に飲みきってしまったのかしらん? 

■原料米:長野県産美山錦100%

■精米歩合:麹米59% 掛米65%

■酵母:自家培養酵母

■仕込み水:黒耀の水(硬度0.95)

■アルコール分:16度以上17度未満

■日本酒度:+0

■酸度:1.7

■粕歩合:42%

■杜氏名:西沢勝(小谷杜氏)

■信州銘醸株式会社

■価格:2200円(1.8l)

■コトブキストアー(江東区住吉)にて購入



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<sake-memo>鷹勇 純米酒 勇翔(鳥取)

非常に軽い酒質ながら、カカオを思わせる熟成香。味も多くない。酒造年度を聞き忘れたのが悔やまれる。二年以上の熟成を経てはいるだろう。熟成に向くようなタイプではなかったのではないかと思わせられるような軽やかさといっていいのか、飲み応えがないといっていいのか、不思議なバランスを持っている。


■アルコール分:15度以上16度未満

■精米歩合:70%

■蔵元にて購入


20070107a

<sake-memo>秋鹿 山廃 特別純米酒 無濾過原酒 七号酵母 雄町(秋鹿酒造・大阪)

上立香は極僅か。最初は青草の様と感じたが、後日、米由来のクリーミーな香りに。これが雄町+7号酵母なのか?という感じ。含むといきなり秋鹿らしいまあるい酸味が口中に広がる。飲みにくさを山廃らしさと混同してはいけないという上原先生の言うとおり、とてもスムースな飲み口。あと口に残る苦味も非常に上品。アミノ酸度1.3、精米歩合七割という数値では推し量れない充分でキレイな旨み。


■原料米:自営田産雄町100%

■精米歩合:七割

■元酉:山廃

■酵母:7号

■もろみ日数:24

■日本酒度:+5

■酸度:2.1

■アミノ酸度1.3

■マルセウ本間商店にて購入


20061216