そんな瑞風ツアー、鳥取砂丘を後にすると、最後のお食事、「HAJI ME」さんによるランチです。四季島なら、このあたり、きっと鳥取砂丘近くの料亭とかで済ませるんだろうな…瑞風は徹底的に車内で供食してくれるのが違いますね。
もう一つ、大きな違いとして、これはザ・スイートだけの特権ですが、乗車中、一度も部屋の鍵を扱いませんでした。全部部屋付きのクルーさんが開閉して、鍵を預かってくれました。何という…このセレブ感、堪らない物が有りますね。また乗りたくなります。
肝心のお食事。まずはオードブルから。
ディナーが鍋でしたので、瑞風名物の料理が頂けませんでしたが、「HAJI ME」さんの「地球」を彷彿とさせる泡のソース!味付けは違いましたが、少し満たされました。
続いてはポトフ。
ボリュームたっぷり!イノシシ肉も使っているんですよ。でも…寝不足の胃にはこたえました。完食出来ず…嗚呼。
ななつ星に乗ってないので、四季島との比較だけですが、四季島では立ち寄り先がお食事を頑張ってくださることもあり、車内の食事は回を追うごとに軽めにしていくような感じがあります。瑞風では逆に全部車内食(1泊2日に限る)なので、次第にボリューミーになってる感が有ります。四季島ではその分、ラウンジで軽食を提供して補っているようですが。どちらが良いとは言えませんが、齢を重ねて量を食べられなくなると、瑞風スタイルは少しキツイ!四季島の食事スタイルが個人的には合っていると思います。
ランチにはさらにデザートが付いてきます。
アイスクリームです。ポトフでふーふー言ってるのに、まだ来ます。うぅ、苦しい。
瑞風の大阪着は1730です。ランチ終了でもまだ時間があります。そろそろ荷造りもしないと…と思うそばから…………エッ…まだアフタヌーンティーがやってきました!
なんということでしょう!体重何キロ増やさせたら気がすむんだよ!と言いたくなりますけどね。もちろんそんなことは言いません(笑)。走るホテル、瑞風で提供してくださるお食事ですから味は最高!美味しくいただきましたよ。でも、この満腹感の中でいただくのは味が少しマイナスされているのでは?少し損をしている気がしないでもありません。実際、最も印象に残っているのは、ランチのポトフがキツかった、と言う思いです。
いよいよ憧れた瑞風ザ・スイートの旅もフィナーレが近づきました。京都で方向転換し、山陰の自然とは違う、京阪間の大動脈を進みます。終着は大阪。ついに下車する時がやってきました。ありがとう、そしてサヨナラ瑞風!と、たっぷり感傷に浸る間も無く、瑞風はホームから走り去ります。ごく普通に東海道本線のホーム。通勤時間帯にも重なって混雑しています。四季島の様な専用ホームは難しいとしても、もう少し感傷に浸る時間が欲しいな!
大阪駅からはクルーに案内されて瑞風専用のゲートに。気になったのは、この暑さの中、女性クルーがネッカチーフを巻いていること!暑いでしょう?と聞くと暑いです!とのお答え。夏場のユニフォームはもう少し考えてあげてもいいように思いますが、いかがでしょう?このチーフだけはホテルイメージの瑞風ですが、個人的には航空会社と思いました。
1泊2日のツアーを輝かしい思い出にしてくださったクルーともお別れして、私ども夫婦はハイヤーで南海難波に向かいました。盛夏の大阪の暑さは東京とはまた違うものです。翌日の観光を控えて、このまま家に帰ります。普通なら新幹線!ですが、ちょっとだけ変化球にしました。
はい、ラピートです。関空に行って飛行機で帰ります。丸窓は印象的ですね。でも車内は中国人ばかりでした。関空からはいつものANAです。流石にここに来て寝不足がこたえました。私よりも妻が辛そうでした。でも、機内での食事についてきた味噌汁で生き返った感じです。
瑞風であれだけ食べても、また時間が経つとこれを食べられてしまう…生物としての業を感じますね。
家に帰って、しばし、妻と瑞風の思い出に浸りました。妻は友人との間でも、色々と自慢話をしているようです。我が妻、そして同室してくださった四季島友達も共通点は夫が鉄ヲタ!奥様同士の共通認識として、「四季島・瑞風と豪華列車に乗れたのが鉄ヲタを夫に持って、唯一良かった事ですねー!」(笑)。良いんです!妻が喜んでくれるなら!ありがとう瑞風!!また乗りたくなったよー!!また乗るよー!