こんにちは！
国産麦応援ブログです。
もう年末になり、すっかり寒くなりましたね。
読者の皆様もお身体に気をつけて下さいね！
さて、今回は埼玉県所沢市にある【Pain du Soleil(パン ドゥ ソレイユ)】のオーナー宮川さんへお話を伺いに行きました。
お店の焼きたてパン販売の営業は週2〜3日。
店のパンのほとんどは宮川さんが作っていますが、朝やお昼どきなどの忙しい時間帯は、ママ友達や親しい仲間が製造やレジを手伝ってくれます。
宮川さんは大阪の製パン技術専門カレッジを卒業後、日野市のパン屋に就職。
その後、パン屋以外のさまざまなお仕事も経験されました。
結婚してお子さんが生まれ、ママ友達に声をかけ自宅で手作りパンの会を開いたところ、最初は4〜5人でスタートした会は、約2年で60人ほどの大きな会になりました。
自宅のパン教室を続けていくうちにいろいろな気づきがあったと言います。
なかでも“私はパンが好き！探究心を突き詰めたい、挑戦したい”という気持ちの再認識が、お店をオープンする大きな動機になりました。
お店のパンの生地は、国内産の小麦粉・全粒粉・ライ麦、酵母、秩父の天然水など1つ1つの材料と製法に特にこだわって作っています。
お客様からパンのリクエストをいただくことも多く、粉類の分量やご希望の大きさや食感などをお客様からお伺いし、ゼロから配合や工程を作り上げることもあります。
お店で使用している小麦粉は埼玉県産ハナマンテン、さとのそら、茨城県産ゆめかおりなど約10種類を常備しており、パン生地の種類によって単一品種であったり、ブレンドして使っています。酵母は「白神こだま酵母」という、世界遺産「白神山地」の野生酵母を使用しています。
国産小麦へのこだわりは、ポストハーベスト（収穫された後に、収穫物である果物や穀物、野菜に散布する農薬のこと）の面からやはり国内産で収穫された麦を使用し、安心安全なものを食べて欲しいという想いから使用しています。
宮川さんは今までたくさんの酵母を試してみましたが、白神こだま酵母は香りが強く発酵力があり、国産小麦との相性が抜群でまさに理想の酵母だと言います。
使い始めは酵母の動きがわからず手探りで研究したり、酵母に詳しい方から教えていただいたりしながらの試行錯誤が続きました。1年ほど経って季節が1周したあたりからだんだんと扱い方が分かり、色々なパンが作れるようになりました。
この酵母を使い、２０時間以上かけて発酵させていく低温長時間発酵という方法で仕込んでいきます。
ゆっくりと作ることで小麦粉とお水が相性がよくなりしっとりとしたパンが完成されます。
ソレイユオススメのパンは
【ソフトフランス ¥320】
ボリュームがあり栄養価の高い
【スーパー全粒粉食パン ¥480】
【生クリーム入り食パン ¥680】
その他毎日日替わりで作っているパンもあるので、朝昼夜いつ行っても楽しく選べそうですね！
宮川さんのソレイユの今後の目標をお聞きしたところ、カフェがあるといいなと穏やかに答えてくれました。
またご自身が子育て中に少しの時間働ける場所があったらいいなと思った経験から、育児が少し楽になったお母さん達などを雇用する場所を作りたいという願いもあるとのことです。
内装などは、お店のお手伝いをしている人達で作り上げた部分がたくさんありました。
カレンダーを作ってくれた人、絵を描いてくれた人、それぞれの得意なことを活かしながら関わっていける素敵なお店だと思いました。
ペットをお連れの方も小窓からパンを購入することができるので、是非ソレイユさんに買いに行ってみて下さい！
取材へのご協力、ありがとうございました！
◆Pain du Solaile(パン ドゥ ソレイユ)
・埼玉県所沢市宮本町1- 4-21 淵上ビル 1F
・TEL 04-2006-6156
・公式インスタグラム
https://www.instagram.com/pain_du_soleil/?hl=ja