こんにちは!
国産麦応援ブログです。
今年も梅雨入りしましたね。恵みの雨で良い麦がたくさん育ちますように。
今回は広島県尾道市にある、国産小麦、自家製酵母を使用した【パンと】さんへ取材に行って参りました。
お店の外には屋根と同じ赤色の可愛らしいベンチと手作りの看板が目印になっています。
中に入るとニコニコしたご主人の小林さんが出迎えてくれました。
オープン時間の朝9時からすでにお店にはお客様がパンを買いに見えて、土曜日は限定ドーナツの日で、お子さん連れのお客様も多かったです。
お店の裏にはパン工房があり、小林さんの奥様(智華さん)がパンを作っています。
パンとさんは2018年3月にオープンしました。
それまでは奥様が個人的にイベントなどで出店されていましたが、“いつか自分のお店を持ちたい”という夢があり、昨年お店を開くことになりました。
奥様は安心・安全に食べられる「暮らしになじむパン」を日々勉強しているといいます。
国産小麦を使用するのも、過去の経験や知識から日本のものが一番安心であり、食感もモチっとしていて美味しく、日本でこんなに美味しい小麦が獲れるのなら国産の小麦粉を使用しようと思ったとのことです。
自家製酵母を使用しているのもパンとさんの大きな特徴で、パンにはどれも酵母の爽やかな香りがアクセントになっています。
また奥様は“客観的に美味しいかどうか”の視点を持つこともとても大切にされていました。
自分が良いと思っていても、他の人が食べたらどう感じるかは分からない。
なのでご主人をはじめとする周りの方々からの具体的な意見を参考に、日々勉強していますとおっしゃっていました。
こだわって作るパンは全て奥様の作品であり、特に研究したのが食パン、あんぱん、ドーナツということでした。
食パンは、この重さでいいのか、理想的な形に膨らませるにはどうしたらよいのか、などをとても研究したと言います。
販売する際には敢えてお店でスライスはせずに、ご自宅でのスライスを推奨しています。
食パンは人によって好みの食べ方があり、厚切りや薄切り、トースターなのか電子レンジなのか、どの食べ方も出来るようにお店では一斤そのままで販売しています。
まずはその人その人の好みの食べ方を楽しく探してもらい、お店で最適な量を予約して欲しいとのことです。
あんぱんもあんこの分量やパン生地との相性を様子を見ながら理想にできる限り近くなるように研究して現在の形になったと言います。
ドーナツは開店時より“お店の目玉商品を作ろう”と考え、漠然と思いついたのがドーナツだったと言います。
毎週土曜日はドーナツの日で、現在ドーナツ、あんドーナツとこどもドーナツがあり、どの商品も玉子不使用になっています。
アレルギーがある方も安心して食べられますね!
どのドーナツもとても美味しく、いくらでも食べられそうでした!
日々勉強しながら今の一番いい状態を心掛けていくうちに、食としてのパンからパン屋としてのパンという意識に変わっていったそうです。
今後の奥様の目標は、描いていた夢を一つ一つ実現していくことだと言います。
現在はスタンダードなものばかりなので今後は商品に“遊び”を入れていき、サンドイッチなどの新商品も追加していきたいと夢を語ってくださいました。
日々たくさんの事を考え、勉強し続けるこの状況を楽しんでいきたいと奥様の熱意も教えてくださいました。
人が好きで温かい笑顔でお客様を迎えてくれるご主人と、真摯に作品一つ一つと向き合う凛とした職人である奥様の素敵なお店で、毎日食べたくなるパンを買いに是非足を運んでみてください!
パンと 小林さんご夫妻、お話しありがとうございました!
◆パンと
〒722-0311
広島県尾道市御調町市1216
Meil pantolife@gmail.com
公式webサイト
※ご予約はwebサイトより承っております。
※新メニュー追加予定です。