みなさんこんにちは!
国産小麦応援ブログです。
全国的にお天気の優れない日が続いていますが、そんななか、愛知県から空高く舞い上がる黄金色のトビについてご紹介します!
本日は、愛知県蒲郡市にあります【株式会社 金トビ志賀】さんを取材してまいりました。
金トビ志賀さんは、大きく「製麺事業」、「製粉事業」を手がける企業さんです。
なかでもうどん・きしめん・そうめんが大変有名な企業さんです。
これが金トビ志賀さんの製品の一部です。
どれもとても美味しそうです!詳しい製品については、記事の後半でご紹介します。
今回取材にご協力くださったのは、金トビ志賀の「志賀 裕志(しが ひろし)」さんです!
金トビ志賀の創業はなんと大正6年!今年が創業100周年になる老舗企業さんです。
「金トビ」という社名も興味深いですが、明治26年に名古屋市で生まれた創業者の「志賀 八五郎」さんが大正6年に妻子とともに蒲郡市に移り、製粉・製麺事業を始めたそうです。
蒲郡は三河湾に面しているのですが、ここでは海風に乗って飛翔するトンビの群れを見ることができます。この情景から、小麦粉のマークを「トビ印」と定め、ふるさと名古屋の誇りである「金鯱(きんのしゃちほこ)」と神武天皇の「金鵄(きんとび)」の故事にならい、最高品質の小麦粉を「金トビ」と名付けて売り出したという由来があるそうです。
それでは早速、レポートいたします!
待ち合わせは、JR蒲郡駅にて。
最初に製麺工場をご案内していただきました!
こちらは蒲郡市浜町にある製麺工場です。
中に入って最初にご案内いただいたのは、「半生めん」の海都工場です。
取材を行った日は、製造の関係上工場が稼働していない日だったのですが、
我々のためにご案内いただきました。
入ってすぐ、「めん工房 海都」の文字。なんともお洒落で料亭さんのようです。
さらにその下には大きな石臼が!!
こちら、創業者が当時使用していた実際の石臼だそうです。
創業者の熱い想いが詰まった大変貴重なものを見せていただきました。
こちらが製麺の機械です。
左の奥から手前にかけて製麺され、なんとその麺を乾燥し一旦天井の上を抜けていきます。
上記写真右側にある天井に繋がっているコンベアを経由して、下におりてきたものをパッケージングする機械です。
志賀さんにお聞きしたところ、めん類は生めんが美味しいですが、あまり日持ちしない上に常温保存もできません。
一方で半生めんは生めんに比べて常温保存ができ、日持ちが良いという点があります。
ちなみに金トビ志賀さんは、「生めん」の製造も行っており、生めん工場は豊橋にあります。
工場内にも、たくさんの製品等が展示されていました。
半生めんの工場を後にし、他にも工場内の施設をご案内いただきました。
こちらは乾麺の工場です。
右にある大きな煙突のような設備は、「小麦粉用のサイロ」で小麦粉を一旦保存しそうめん用粉やうどん用粉の種類によって分けているようです。
こちらは塩とき場で、めん作りに欠かせない食塩水を作っている施設です。
このとき、到着した際にはなかったごま油の匂いが漂ってきました。
もちろん近くで製造されているのですが、到着した際は全く匂いませんでした。
なぜ今になって?
これはなんと、金トビ志賀浜町工場では「雨が降るサイン」だそうです。
雨雲が近づくと大気が変わり、海辺にある蒲郡名産の胡麻油の香りが海から陸へ流れるためだそうです。
思わずなるほど!と声をあげてしまいました。地元ならではのネタです。
そして本当に雨が降ってきました!
浜町工場を後にし、本社へ伺う前に金トビ志賀由来の地にもご案内していただきました。
そう、三河湾です!
創業者がよくトンビの群れを見ていた三河湾。もしかして、空を見上げたら…
飛んでいました!黄金色のトンビ!!私の目では、黄金色に見えていました。
この瞬間は、とても心が熱くなりました。
そして最後に、金トビ志賀さんの本社にお邪魔してきました。
中にもたくさんの製品がディスプレイされていました。
めんや小麦粉の製品がずらり!
それでは、製品のご紹介にまいります!
こちらの製品は、「金トビきぬあかり饂飩」です。
「金トビきぬあかり饂飩」は、愛知県産小麦品種の「きぬあかり」を100%使用した乾麺うどんです。
断面が丸状でつるつるモチモチした食感が特徴だそうです。
「金トビめん」というブランドロゴが掲載されていますが、これこそ誕生から50年余りをかけて蓄積された技術、そして高品質な愛知県産の小麦を丁寧に製粉しつくられているブランドです。
これらの製品は、金トビ志賀と他企業とのコラボ商品です。
自社だけでなく、他の企業さんとの共同開発も行う事でどんどん良い製品が生まれています。
そして、金トビ志賀が胸を張っておすすめされている製品がこちら!
このガマゴリうどんは、蒲郡市の新ご当地グルメでもあり、とある映画の撮影時の炊き出し時に偶然にも誕生したメニューだったそうです。
アサリ、ワカメといった愛知の海の幸に、蒲郡の特産品であるごま油、そして金トビのきぬあかりうどんが組み合わさった製品です。
なんとこのガマゴリうどんは、
・2013年に行われた全国ご当地うどんサミット2013 in 東近江
・翌2014年の全国まるごとうどんエキスポ2014 in 秋田・湯沢
・2017年の全国ご当地うどんサミット2017 in 熊谷
上記3つの大会でグランプリを獲得し三冠を達成。
そしてモンドセレクション2016金賞受賞。
愛知ふるさと食品コンテスト2016優秀賞。
さらにさらに、外国人100人が選ぶ!あいち・なごやのお土産コンクール2016 愛知県知事賞
と立て続けに受賞している人気商品です。
この功績から、ご当地グルメとして今は市内で20数店舗で提供されているようで、
「ガマゴリうどん食べ歩きマップ」なるものが配布されています。
蒲郡にきたら絶対に食べたいですね!
また、この金トビ志賀のうどんをギフトにという試みで、
ご縁ボックスというサービスも行っています。
これは、うどんのパッケージを自身でデザインして贈り物にできるサービスです。
粗品として、企業のご挨拶の品としてなど、幅広い用途で利用できます!
他にも金トビ志賀さんの製品として、めん以外の製品も多く展開されています。
その一部をご紹介いたします。
「金トビきぬあかり」は、愛知県産の小麦を金トビ志賀が製粉し販売している小麦粉です。
この製品は、製品規格がかなり優れているということで、めん用だけでなく和洋菓子など幅広く利用できる製品だそうです。
さらには天ぷら粉まで!!本来、天ぷらは時間を置いてしまうと食感が変わってしまいますが、この天ぷら粉で揚げるとサクサクの食感が長時間続くそうで、近隣の旅館などで多く使用されているそうです。三河湾で獲れたえびをこの天ぷら粉で揚げて地産地消に拘って食べるのが最高なんだとか。
いつまでもサクサクの天ぷらを食べれるのは嬉しいですね。
こちらは「金トビパーティーミックス」ちょっと洋風な製品サンプルもご提案しているようです。
ママ会やファミリーパーティーといったシーンに焦点を当てていて、
パンケーキやワッフル、たこ焼きや天ぷらをワイワイ食べようといったコンセプトの
製品です!
こんなメニューがたくさん出てきたら、お子様も喜びますし大盛り上がりですね。
これでもまだまだご紹介しきれないほど魅力的な製品がある金トビ志賀さん。
地場の小麦を使用し、地場の食材と組み合わせるなど、愛知県を盛り上げていらっしゃり
それかける熱い気持ちがガンガンと伝わってきました。
最後に、志賀裕志さんに「今後どんな製品を作りたいか」をお聞きしたところ、
「美味しい」は当たり前。「安全」も当たり前。
機能性食品をきぬあかりに関連付けて、時代のトレンドに沿った健康を視野に入れた製品を開発したいと仰っていました。
今回ご紹介した製品に関する情報・今後の出展情報などは、以下をご参照ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
また取材にご協力いただいた金トビ志賀のみなさま、誠にありがとうございました。
◆金トビ志賀株式会社
〒443-0032 愛知県蒲郡市丸山町4番38号
TEL 0533-69-3111(代) FAX 0533-69-3119
公式Webサイト:http://www.kintobi.com/index.html
公式通販サイト:https://www.kintobi.co.jp/
◆ご縁ボックス
フリーダイヤル:0120-490-160
◆今後の「ガマゴリうどん」出展スケジュール
・8月25日(土)全国ふるさと甲子園 【東京・秋葉原】
・8月25日(土), 26日(日)Sea級グルメ全国大会 【北海道・紋別市】
http://www.waterfront.or.jp/oasisu/taikai.html
・9月29日(土), 30日(日)全国まるごとうどんエキスポ2018 in 秋田・湯沢【秋田県・湯沢市】
・11月10日(土), 11日(日)全国ご当地うどんサミット【埼玉県・熊谷市】
https://www.udon-summit-kumagaya.com/