私の住む地域の自治会では、年1回、地元の歴史を勉強する講演会を開催しています。

 

参加者のほとんどが高齢の方々なので、コロナのために延期に次ぐ延期になっていましたが、

先日、無事に開くことができました。

 

講師は、現在は九州大学で研究活動をしておられる窪田 頌先生に、ご縁があってお願いいたしました。

 

「○○の「山師」たち

ー芋代官・中井清太夫と近世○○ー」

 

歴史の話なのに、地名を伏せてすみません(^_^;

 

でも、ここは出身地というだけであって、「芋代官」として活躍したのは、甲斐(山梨県)でした。

 

天明の大飢饉の頃に、幕領代官として赴任した甲斐にジャガイモを持ち込んだのです。

 

そして、「芋代官」と慕われ、甲府市塩部に「中井代官領徳碑」が建てられています。

 

田沼時代は江戸時代中期1750-1790年頃、田沼意次が政治を主導した時代でした。

 

「宝暦・天明」は最近では江戸時代を分かつ画期とみなされる時期で、

おおまかに言うと、商業を振興することで幕府の財政再建をはかる時代で、賄賂が跋扈していたそうです。

 

そんな田沼時代は「山師」が活躍する時代だったのです。

 

「山師」とは投機的な事業をして金儲けをたくらむ人、他人を欺いて利益を得ようと計る人。

 

田沼政権の重商主義にかこつけ、あの手この手で幕府に取り入って金儲けを企み、才気にものをいわせ、“国益”を叫ぶことで幕府の保護を得て、産業振興を図る、人脈によって社会を動かす人々がいました。

 

講演では、論文には書けないようなことも、ざっくばらんに語ってくださり、あまり、ネット上にあげないように、と講師ご本人から言われましたので、詳しくは書けませんが、、、

 

要するに、

銅をめぐり、幕府と秋田藩との交渉に関わったり、

秋田藩と亀田藩との訴訟に関与したり、

「大坂銅座詰勘定」となったり、

不渡りになった「米切手」を幕府勘定方が買い取るようにして「米切手」の信用を回復したり、

大坂商人と田沼政権との橋渡し役をしたり、

姪をスパイとして潜入させ、朝廷の財政不正を摘発したり、

兄と、大坂全体を巻き込む大規模な治水工事を計画したり、

訴訟の作戦が功を奏し、営業停止を命じられていた錦青物市場の営業再開を勝ち取ったり、

 

秋田藩の蔵元 長浜屋源左衛門と親しくなり、彼の、趣味の漢詩サークルの友達に大坂商人 淀屋重右衛門がいて、その父が、真言律宗の高宗 宗覚に帰依していたので、宗覚を招いて久修園院を石清水八幡宮神宮司として復興させる金銭的支援を中井家がしたり、

 

・・・というお話でした。

 

江戸、田沼時代、幕府との繋がりや様々な人脈が、いろいろな事業に結びつき、金が動き、

「山師」と言われて、「蛇蝎のごとく忌み嫌われる悪党の筆頭ぶり」は、数々の悪評を文献に残し、敵を作りながらも、なんやかやで活躍したような人物が昔、地元から出た、というお話がとても面白かったです。

 

今の、“コロナ騒動"、"ワクチン祭り"、に16兆円という医療費が使われている、なんていう

話も聞きますが、世界規模でも国内でも 「山師」 が暗躍しているのでしょうか?

 

例えば、132億円の補助金「ぼったくり」の尾身さんとか・・・?!

これ以上、悪口言われないためにも、

コロナを早く、5類以下にしてください!!


結局、今日も最後はそんな話かいっ!!と言われそうなオチでした。

 ごめんなさいっ!




 

お読みいただいて、ありがとうございました。