厳しい残暑のなか、いかがお過ごしでしょうか?
すごーく久しぶりの投稿になります。
今回は、「ご参考ください」という言葉についてです。
よくメールのやり取りやブログ記事などで、
「ぜひご参考ください」
と書くことも多いと思いますが、
これって実はあまり良くない表現です。
というか、日本語として間違いなんです!
相手に失礼な言い方なんですよ〜。
「参考」自体は名詞ですが、
動名詞にすると「参考にする」になります。
「参考にする」は、あくまで自分側から見た場合に言う言葉ですよね。
ということは、いくら頭に「ご」をつけても、
相手に対して謙譲表現をもちいることになり、
失礼に当たります。
正しくは、
「参考になさってください」
です。
あたまの「ご」がなくなっているのは、
「ご」をつけると二重敬語になるからです。
「だったら『ご覧ください』も違うんじゃないの?」
という人がいると思いますが、
「覧」という文字は、それだけで「見る」という意味があり、
別にどちら側の行為を示すものでもありません。
まだまだ暑い日が続きますが、
夏バテや冷房バテ、熱中症に気をつけてお過ごしください。