このブログは、3ヶ月の独学で挑んだ令和2年度の日本語教育能力検定試験の体験記です
日本語教育能力検定試験 独学に使用した教材・テキスト
以前の記事で、私が実際に購入した日本語教育能力検定試験の独学で使用した参考書(教材・テキスト)13冊についてご紹介しました。
私はこの13冊を全て使用したのですが(教材によって、全てのぺージを使用したのか、一部だけ使用したのかは異なります。)、記事をご覧の皆様の中には、「13冊も・・・」と思われる方もいらっしゃると思います。
そこで、ご購入にあたって参考にしていただいたり、優先順位をつけていただけるように、個人的なランキングをご紹介したいと思います
最初に一気に購入せず、五月雨式に購入出来る。
全て購入しないことにより、経済的な負担が軽減出来る。
全て購入することにより、「これを全部やらないといけないのか・・・」というプレッシャーから逃れることが出来る。
ということが出来ますので、あくまで私見になりますが、よろしければご覧ください。
【注】後日の記事で詳しくご紹介していますが、私は試験Ⅰと試験Ⅲについては、過去問メインではなく、参考書メインで勉強しました。(試験Ⅱについては過去問メインで勉強しました)【→詳しくはこちらをクリック】
ですので、過去問メインで勉強される方は、下のランキングについては、あくまでご参考程度にお留め置きいただければと思います。
日本語教育能力検定試験の参考書のおすすめランキング
1位日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド
(試験範囲全般の参考書)
私的に絶対的に1位の1冊です。もし日本語教育能力検定の教材で1冊だけしか購入できないとしたら、迷わずこの本を選びます
この本については、こちらの記事で、詳しくご紹介しています。
この本を「赤本」と表記していますが、この本は「過去問」ではなく、教科書タイプの「参考書」です。
通常「赤本」といえば過去問ですが、日本語教育能力検定試験では、この記事で紹介している日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイドのことを「赤本」と呼んでいます。(おそらく、この本のカバーが「赤色」なことと、「皆が持っている」ことに起因していると思います。)
【推薦ポイント】
日本語教育能力検定の出題範囲は膨大なため、その範囲について100%カバーできるような勉強をすることはほぼ不可能だと思います。なぜなら、例えば漢字の種類(和語・漢語など)であれば、全ての漢字について出題される可能性がありますし、ありとあらゆる文法事象・日本語の現象にまつわる全ての書籍や、過去に官公庁や関係機関が公表した資料について目を通す必要があるからです
しかし、日本語教育に関係することの全てを極めたいという場合は別ですが、
試験の合格を目指すためだけであれば、100%を目指す必要はありません。(実際、令和元年度の試験の最高点は、試験Ⅰが202点/220点、試験Ⅲ(記述を除く)が76点/80点となっており、満点をとった方はいらっしゃりません。)
この本は、このような膨大な出題範囲のうち、試験合格に足りうる情報についてカバーされています。
各章ごとに確認問題がついているので、知識の確認にも役立ちます。
過去に出題された内容についても紹介されています。
音声問題・記述式問題についても掲載されています。
過去問では過去の傾向や問題のクセを掴むことが出来ますが(=問題を解くテクニックを習得することが出来ますが)、いくらテクニックがあっても、必要となる前提知識がないと答えられない問題もありますので、私はこの本メインで勉強しました。
【この本に足りないこと】
実際にどのような形式で出題されるのか分かりません。(問題のクセなどが分からない)
試験Ⅱの音声問題については、問題1~問題3の対応部分についての情報は掲載されてますが、問題4~6の部分については掲載されてません。(ただし、問題4~問題6は、他の分野の勉強をしておけば特に対策をとらなくても解けるものが多いという側面もあります。)
試験Ⅱの音声問題については、実際の試験で使われる音声と、この本のCDに収録されている音声のクセが少し違う。(私の場合、特にイントネーションを問われる問題は、この本の音声では聞き分けられなくても、過去問の音声では聞き分けられたということが多かったので、試験Ⅱの対策としては、実際の試験で使われる音声=過去問の音声を確認したほうがよいと思います。)
文法分野については、たくさんの情報が羅列されているため流し読みしてしまう可能性があるので、過去問や文法の対策本で知識の確認をしたほうが良いと思います。
次回は、おすすめランキングの2位と3位の書籍をご紹介します