こんにちは。ご訪問ありがとうございます。結城蜜柑です。
久しぶりの更新は、
大好きな「えむえむっ!」第一巻収録の
第一話「直滑降ファーストラブっ!」の感想です。
ネタバレにご注意ください。
「えむえむっ!」一巻を買ったときのことは今でも覚えています。
すでに閉店した近所の本屋でまだ常連ではなかった頃、
ふと立ち寄ったライトノベル売り場に一冊だけ置いてあり、
背表紙を見たわたしは、
「もしかしてこれ、主人公がマゾヒスト?」
と思って中身を確認し(そのときは中身が見られた)、
その通りだったので喜び勇んで購入し、その日のうちに読み終わりました。
数日後にその本屋にまた行ってみると、
その本が平積みになっていて、
「よしよし、人気が出たみたいだな。
簡単には打ち切りにならないだろう」
と安心したんですよねー。
その数年後、
打ち切りにはならなかったけど、
作者逝去により未完になるなんて思ってもいなかったよ……。
さて、その大好きな「えむえむっ!」の感想です。
どうでもいいですけど、
わたし今、事情があってローマ字打ちの練習中なんですよね。
ツイッターも、検索もローマ字入力でやってる。
でも、ブログ書くときはついかな入力にしちゃうなあ……。
中学の頃からかな入力だから、
圧倒的に速いんだもん。
いや、ローマ字打ちもできるようになったけどね?
早く二刀流になれないかなー。
まあどうでもいい雑談はやめにして、
「えむえむっ!」の感想です。
もう、はじめて読んだときにどう思ったかは忘却の彼方なんで、
いま感じることをつらつら書こうと思います。
「えむえむっ!」は、
自分がマゾヒストであることが嫌な主人公・砂戸太郎。
通う高校に「生徒たちの願いを叶えてくれる」という部活
第二ボランティア部があることを知り、
どM体質を治して欲しいとお願いしに行く。
第二ボランティア部の部長・石動美緒は自分を神様だと思っている子で、
またその部活にはたろうのドMを目覚めさせた結野嵐子も所属していて……。
という感じではじまる物語。
オープニングは、
太郎が中学時代、結野嵐子に
ビンタされたことよってドMに目覚めたところを
夢に見ているからはじまりますが……。
なんか、
太郎が嵐子ちゃんに叩かれて、
女座りのような格好で倒れているシーンからしていいですよね。
はー、
苛められてよろこんでいる男性を見るのは楽しいなあ。
なんでこんな趣味なんだろ。
わたしも変態なの?
それで読んでいて思うのは、
「砂戸(サド)太郎」が「マゾ」という名前のややこしさですよね。
この本、母に貸したら
「サドとマゾって、どっちがどっち?」と混乱されました。
他の人にすすめようとして教えてもよく分からなくなりそう。
大きな声ですすめられない内容かもしれないけど。
ちなみに母は、
太郎がちょっと鬱陶しいという理由で途中までしか読めませんでした。
わたしはすごく可愛いと思うんだけど、
趣味の問題ですね、仕方ない。
しか、この本を親に貸す娘ってめずらしいのかな?
まあ、わたしはもう40のおばさんだし、
何読んでても勝手だと思ってますけれども。
さて、目覚めた太郎と母と姉のシーンになりますが、
この作品、変態しか出てこないといっても、
一番の変態はこの母と姉ですよね。
息子と結婚したい母、
弟と結婚したい姉だもんね。
あと、のちに出てくるロリコン・日村雪之丞も一番かな。
なんで息子と弟にそんな感情を……。
官能ものなら母×息子、姉×弟も好きだけど、
全年齢のライトノベルでよく出して平気だったよね、この母と姉。
それで今でも考えるのは、
この話が完結した場合、
太郎が女性とお付き合いすることについて、
この母と姉をどうやって納得させたのだろうかということ。
いや、絶対無理だよね?
太郎が自分以外の女性と付き合ったら
いったい何をするか分からないもんね、この二人。
のちに出てくる従妹・七葉ちゃんに対しても
すさまじかったし、アニメの特典短編でもすごかったし……。
その場面、見たかったなあ……。
この二人がまともになったとしたらどう思ったんだろう。
朝のひと騒動のあと、
登校した太郎が親友の葉山辰吉とおしゃべりして、
その会話で太郎の置かれている状況が分かりますね。
ドM体質を治したいのは、
好きな子ができたので告白したいけれど、
うまく言って付き合えるようになったとしても、ドMが発動したら
どうなるか分からないから、治したいと。
太郎のドMは本人がコントロールできないみたいですね。
身内以外の女性に苛められて気持ちよくなったら
もうそれしか考えられなくて醜態をさらしてしまうよう。
これで、気持ちよくなっても「いえ、そんなことありませんけど?」と
平然としていられるのなら、話は違ってきましたね。
ここで太郎が人をはじめて好きになったところで
辰吉の初恋の話になりますが、
松野先生のお話のうまいところは
伏線のはり方ですよね。
ここのメイクアップアーティストのお姉さんが
辰吉の初恋の相手だったというのにも意味があって、
そのあと太郎に母の日のプレゼントをねだる智子の行動も
太郎が化粧品を贈ることにするから意味があったわけで。
辰吉に第二ボランティア部の存在を教えて貰った太郎は、
そこに相談に行って、石動美緒先輩と会う。
はじめに巻頭のイラストを見ちゃったから、
このときの美緒様が猫を被っていたのは分かってましたが……。
いいなあ、美緒様の態度。
生まれてきてごめんなさいって謝る太郎が好き。
太郎がうれしそうな顔で言ったと笑う美緒様素敵。
あ、とはいえわたしは
美緒様と嵐子ちゃんだと嵐子派で、
一番お気に入りのヒロインはノアちゃんなんですけどね。
わたしは女性向けの女攻め小説を求めてて、
意地悪でクールな女主人公が好みですが、
異性愛者であろう自分が
同性だとしても付き合いたいタイプの女性をあげろと言われると、
どうしてもおとなしい子か、ロリっ子になっちゃって、
好きな女性キャラとしてはそっちをあげるんですよね。
自分が感情移入できる女性キャラは好き嫌いではかれる対象ではないので……。
そんなだから、
はじめてはまったライトノベルは「乃木坂春香の秘密」だったんですが、
春香ちゃんのファンで、
ギャルゲーではじめて好きになった子は、
「卒業Ⅱ」のえー……谷だったっけ、名字……。
多分、谷ゆりか(漢字が分からない)でした。
「えむえむっ!」で感情移入できるヒロインはと言われれば、
間宮さんかタツミ・アントワネット(いや、この人、ヒロインなのかな……)ですけれども。
帰宅した太郎は母に母の日のプレゼントをねだられ、
そこに帰ってきた姉と、母の闘争から逃れるように街へ出る。
このとき、太郎は
砂戸家の男性はみんなマゾ☆ だということを知った経緯を語る。
中三の春休み、太郎は
亡くなった父親の書斎でSMグッズを見つけたのだが、
そこに掃除しに来た智子が、
マゾだった父から夫婦の夜の営みでそれらを使ってくれと頼まれたことを教え、
おじいちゃんもひいおじいちゃんもマゾだったと伝える。
智子よ、息子にそんなこと教えるなよ。
夫との思い出のSMグッズは、隠しておけよ。
太郎可哀想……。
まあ、太郎本人は自分がマゾであることを嫌がってるけど、
わたしは嫌がることはないと思ってるんだよね。
苛められてよろこんでる君は素敵だよ! 可愛いから!
わたしとしては太郎のドM、
最終巻でも治って欲しくはなかった。
ドMであるからこそ太郎は素敵なんだしさ。
太郎がマゾでなくなったら「えむえむっ!」は「えむえむっ!」ではなくなるような……。
それにしても
智子はここで、
たとえ太郎さんが砂戸家の血を引いて
マゾだったしてもわたしの太郎さんに対する愛は変わらないと言うけど、
この人、
多分、夫が生きているときから太郎のこと好きだったんだよね。
どっかの巻で、
太郎さんがわたしの子宮にいる時から太郎さんのお嫁さんになるって決めていた
って言ってたし……なんかとんでもない台詞。
お父さん、この妻と娘を残して一人逝くの、
心配だっただろうなー、太郎がねえ、大丈夫かなって……。
で、そんなマゾの太郎の父親は弁護士で、
とてもまじめで厳格できちっとした人で、
家族の前でもだらしないところを見せないという、
わたしの父親とは真逆の人だった、と。
なんかねー、
世の中の物語に出てくる父親の姿が、
わたしの現実と違い過ぎて、とても違和感を感じる。
タロットの勉強をしていたときも(これもちゃんと続きやらなきゃ……)
皇帝のカードの説明で
父親の厳格な姿だとか、叱られるのが怖いとかなんとか
書いてあって、それ、なんのこと? という感じで……。
他に好きな小説の「隠蔽捜査」の主人公・竜崎の
娘と息子に対する態度もなんかよく分からなくて……。
父親って、
娘がご飯食べてる隣で
よく意味の分からない、
ドラクエのモンスターの特技にある、
不思議な踊りのような踊りを踊るような人だと思ってるから。
ほんとに踊るんだよ、わたしのパパ。
怒るとものすごく怖いけど、
普段から厳しく叱るのとは違うから、
父親の顔色を窺ったことなんてないし……。
今度は何を言い出すのだろう、
う○ことかち○ことかかな、
とは思うけれど。
40にもなって父親をパパと呼ぶのは、
あの人に「お父さん」という言葉が似合わないからだよ。
パパがぴったり。
そしてまた、うちのパパは近所の子供たちにモテモテ☆
保育園児、幼稚園児、小学生や中学生に大人気のおじさん!
だからなんなんだか……。
話がそれた。
えー、「えむえむっ!」のトリビアのようなクイズがあったら、
きっと「砂戸太郎の父親の生前の職業は?」って出ますよね。
「太郎の父親は太郎が何年生のときに亡くなったか」も(答え・小学五年生)。
あと、太郎のお父さん、なんて名前だったのかな。
街に出た太郎は
デパートで母の日のプレゼントを化粧品売り場で買うことにして、
そこで辰吉に会う。
この場面をはじめて読んだとき、
わたしどう思ったんだったかなあ……。
辰吉がシホリ姫だとは気付かなかったのは覚えてるけど。
読み返すと分かりますが、
ここで辰吉が言っている先輩って、
花片未依のことですよね。
間宮さんについても結構書かれていた。
花片未依と辰吉、そして間宮さんの関係もどのように決着がついたのかな。
わたしは花片未依と間宮さんではの花片未依ほうが好きだけど。
間宮さん、なんか怖いし。
自分が感情移入できると思うヒロインを怖いというわたし。
まあ、実際わたしは怒ると怖いらしいけれど。
あと、道明寺店長は、
ここではまだ名前が出てなかったんですね。
翌日登校した太郎は、
自己保存の本能に訴えるという作戦で
硬球で狙撃してきた美緒様に股間にボールをぶつけられ、
気絶して、保健師に運ばれる。
そこで結野に殴られ、みちる先生に苛められ、
調子が悪いので早退しようとしたところで、
美緒様に木刀で殴られそうになったものの、
美緒様が逃げ出したので事なきを得る。
この場面で美緒様が猫が苦手なのは察することができる場面ですよね。
はじめの場面で太郎がノラ吉を可愛がっていたことにも
意味があったんですね。
よくこういうふうに伏線を張れるよな。
で、どうでもいいけど、
わたしは猫が苦手☆ なので猫が怖い美緒様の気持ちはちょっとわかる。
美緒様ほど怖くはないですけれど、なるべく近寄って欲しくない。
最近猫を飼うと幸せになれるとかなんとかいう
本を見かけて、猫ブームだからなあ……。
猫が好きな人はいいけど、嫌いな人に対してそんなこと言っても無駄だと思うんだけど……。
幸せになりたいなら猫を飼いなさい、だっけ、
何が書いてあるんだろう……図書室で借りるか。
その後、太郎は美緒様が猫が苦手なのだと気付いて、
部室に行ってノラ吉を武器に美緒様を脅し、
自分を襲うのをやめろという。
その作戦は失敗して太郎は美緒様にぼこぼこにされるけど、
美緒様に金属バッドでいくら殴られても太郎はずっと笑っていたので、
自己保存の本能を呼び覚ますことによってドMを矯正する作戦はあきらめることに。
太郎、美緒様に金属バッドで殴られてもずっと笑っていたとは……。
死ななくてよかった。
というかこの場面でのみちる先生の台詞がとても好き。
すっごく冷たくて怖いよね。
これでよろこぶ太郎が可愛らしくって最高。
そして、
このお話でのクライマックスシーンに入りますね。
美緒様に、
もし、仲の良い、自分を一番の友達だと思ってくれているような友人が
言いにくい隠し事を持っていて、それを打ち明けられたら
太郎はどう思うのかと聞かれる太郎。
太郎は友達がどんな秘密を持っていたとしても、
絶対嫌いにならないという。
その話が終わったところで結野があらわれ、
タイミングよくコンビニのバイトに入ってくれと言われた太郎は
部室を出る。
コンビニで働いていると、シホリ姫が入ってきて、
太郎に用があるみたいだったけれど逃げていったので
太郎は追い掛ける。
つかまえようとしたときにシホリ姫の肘が顔面に突き刺さる。
ここで太郎が気持ちよくならなかったので、
ああー、シホリ姫ってもしかして辰吉? と気付きました。
太郎が殴られて気持ちよくならないならきっと男、
太郎の他に出てきた男性キャラって、辰吉だけだからね。
正体を明かしたシホリ姫、つまり辰吉が
女装を始めた経緯を太郎に説明する。
初恋のメイクアップアーティストのお姉さんの影響ではじめ、
それが心地よくなっていった、と。
で、「えむえむっ!」トリビアクイズ。
「辰吉の初恋は何年生のときだったか」。答え・小学三年生。
それをたろうに秘密にしているのが心苦しくて、
太郎と本当の親友になりたいから打ち明けたい、
でも嫌われたら怖い、
それを美緒様に相談し、
美緒様は太郎がどんな人か調べてやる、
親友が女装癖を持っていたことで嫌うような人かどうかを、
ということで美緒様は太郎に
友達から言いにくい隠し事を打ち明けられたどう思うのかという質問をした、と。
結果、
太郎は辰吉が女装が趣味でも気持ち悪いなどとは思わず、
これからも親友であることに変わりはない、ということに。
この場面の太郎、かっこいいですよね。
辰吉にちょっと意地悪なことを言って。
意地悪な男性キャラは嫌いですし、
かっこいいキャラより可愛いキャラが好きですが、
なんかかっこよくても太郎はいいと思うんだよな。
やっぱりかっこよくても
苛められたらよろこぶからかなー。
そして太郎は
初恋のシホリ姫の正体が男、親友の辰吉と知り、
初恋が破れ、ショックを受ける。
この後の話で辰吉は女装すると人格が変わるようになるわけですが、
わたし、タツミ・アントワネット好きなんですよね。
男の娘ってことで、アントワネットもヒロインなんですかね。
太郎と辰吉というかアントワネットなら
アントワネット×太郎が好きだな。
太郎が帰宅すると、
家の前には美緒様がいて、
太郎と辰吉がどうなったのか知り、
辰吉に感謝されたと知りよろこぶ美緒様。
ここで赤くなった美緒様を「可愛い」と思う太郎ですが、
女性に向かって「可愛い」とか言うな! と苛ついたわたしでした。
「可愛い」って言われるの、イコールで「バカ」と言われたと思うので、
嫌いなんですよねー。
とかいっといて、
男性キャラで可愛い人が好きで、可愛い可愛いと騒いでいる際、
褒めてるつもりでその男性キャラをバカだと言ってるつもりはないんですが……。
女性への褒め言葉としては「可愛い」が嫌いってことかな。
かっこいい、凛々しい、強いあたりが好きな褒め言葉ですね。
そして、太郎のドM体質を治せなかったことが悔しかった美緒様に、
太郎が無理やり第二ボランティア部の部員にさせられたところで、第一話が終わり。
はじめて読んだときからものすごく面白くて大好き♡
なお話でした。
マゾの男性好きだし、女装してる男性も好きだし。
背が低い男性も好きだし(理想は161センチのわたしよりも低い、160センチ未満の人)。
攻撃的な女性も好きだし。
ほんと、完結して欲しかったし、
松野先生の次回作も読みたかったです……。
それでは、この辺で失礼します。
最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。
結城蜜柑