子供は親を選んで生まれてきた、と書いてある本を何冊か読みました。

そうなのかなー、わたしがこの両親のもとに生まれたかった理由ってあるのかなー、

と「聖なる予言」シリーズを読みながら考えて、ふと思ったことがありました。

わたしはジェンダーで人を区別するのが大嫌いで、

男女差別なくなれ! と常々思っているのですが、 

そういえば、わたしの両親は、ジェンダーでわたしと妹を区別したことがないんです。

子供の頃は、「女の子ってやっぱり器用よね」とか、

「男の子だから泣くんじゃないの」とか、

性別で決めつけたことを言う人は、現実に存在しないと思っていました。

作り話……フィクションの中だけだと。

なぜかっていうと、わたしが言われたことがなかったから。

たとえば、わたしは幼稚園の頃から手芸が好きで、

はじめて人形を作ったのは幼稚園の頃、

小学生の頃はフェルトでケーキのかたちをした針山を作ったり、

クロスステッチやったり、編み物したり、ぬいぐるみキットでぬいぐるみを作ったり……

といろいろやっていました(最近はさぼりがち)。

しかし、母は「やっぱり女の子ね」と言いませんでした。

母に言えるわけがないんです。

元女の子で、今も女性の母自身が、裁縫大嫌いだから!

専業主婦だけど、ぼたん付けと繕いものなんてやりたくない、

そもそもうまくできないのが母。

その母が手間取っているのを見て、面白いから代わりにやるのがわたし。

ですから母は、女の子だからわたしが手芸を好きなんじゃなくて、

わたしという個人が手芸好きだと言って、器用だね、と褒めてくれました。

さらに、幼稚園の頃からずっと、わたしと妹は

戦隊ものの大ファンで、毎週熱心に見ていました。

八歳の頃の旅行先でチェンジマンのヒーローショーがやっていて、

参加したんだけど楽しかったー。

妹が怪人にさらわれたしね。

よくついていったよね、舞台に上がってから何もしゃべらなかったけど。

それについて、「これは男の子の観る番組だから」などと言われ、

視聴を制限されることはなかった。

そういや、お雛様のお道具でおままごとをするのではなく、

右大臣左大臣の剣をとってチャンバラするのがわたしと妹の遊びだった。

お道具は眼に入っていなかった。

女の子なのに乱暴なことして、と言われることもなかった。

女の子なのにはしたないって言われたこともないですね。

最近、部屋の片付けで汗だくになって、

その後もまだまだすることがあったから、

服を脱いでキャミソールとパンツ二丁で家を駆けずり回ってたら、

「いいねえ、俺パンツ一丁大好きだよ」

と父がふざけて言いました。

女の子はおしとやかに、ひかえめに、優しく、なんて言われたことがない。

そして、もしそんなことを言われていたら苦しかっただろうなと思います。

そういう、

女はこう、男はこうという枠組みで生きなきゃいけないような雰囲気を変えたかったから、

そうされないことの心地よさを知るために、

この両親を選んで生まれてきたのかな、となんとなく思いました。

性別でやるべきことを決めないと楽ですよ!

わたしはときどき自分のこと俺って言うし、

車やバイク、時計に興味があるし、格闘技観ても怖いなんて思わないし、

力仕事好きだし……。

でも、間違いなく女です。

幼稚園に上がる前に出先でお兄ちゃんに間違えられて、

わたし女の子なんだから、とかっかと怒っていたらしいので間違いないです。

まわりにも、女と男はこうといわれている枠組みから外れた人、いっぱいいます。

女だけど青が好きな母とか、男だけど結論から話さない祖父とか……。

こういう、性別でこうあるべきっていう考え方、やっぱり本当に嫌です。