ちょうど今頃の学期末になると、必ず事務局から来るメール。
「いつもお世話になっております。さて、来学期も担任をご協力していただけますか?」
はっきりと、NO!を言える先生は、日本へ帰国か転勤で移動の先生のみ。
担任を続けたくなくても、この地に住み続ける先生たちは、回答に苦慮します。
「仕事もありますし、毎週となると負担が大きいので、できれば担任を降ろして頂きたいのですが?」
その後、事務局からの担任継続攻撃が始まります。メールに始まり、YESと言わなければ
TEL、そして、自宅訪問など。
担任がいた小さな補習校の場合は、2年生クラスあたりから決まります。新人だったり、指導力が弱いと言われてる担任が受け持ちます。はっきり言います。事務局にとっては、重要な学年ではないからです。
その後、3,4年あたりも順当に決まって行きます。
担任側から言えば、1年生は勉強というよりも、礼儀・躾(イスに座る、授業を最後まで聞く)など基礎の指導も多く、お母さんたちの監視も厳しいので、積極的にはやりたがりません。
5,6年の高学年、ましてや中学生クラスとなると、圧倒的に先生たちは嫌がります。
「授業自体が難しい」「受験生がいる」「年齢も難しい年頃になる」など。
そして、結局、いつもこのあたりの学年が残り、「さあ、だれにお願いするか」が、
問題になるのです。
私、担任ですか?ご想像の通り・・・いつも上記の高学年か中学生の担任です。
嫌ではないです。少々、頭を痛めることもありますが、生徒たちは素直で良いお子さんばかりです。そして、何と言っても「担任思いの優しい生徒たち」です。
どんなに事務局から冷たい態度や嫌がらせを受けても、生徒たちだけは「担任、大好き!」
担任は、生徒のために補習校を続けていたのですから。
この子たちのために、頑張ってきたのですから。
また、事務局の個人的は意見、私情で決まることも多々あります。
仲の良いお母さんの要望、仲の良いお母さんの子供が受験生だから、この先生のクラスなど・・たくさんのあれこれ。
今年、こんな事件がありました。
「どうしても、1年生の担任がいないのです。だれかお友達でいませんか?紹介してください!
この春休み中に、なにがなんでも、担任を探します!担任を決めます!」
こわい・・・怖い・・・・。
結局、NO!を言えないお母さんが引き受けました。「大丈夫?」(本人は苦笑するのみ)
確かに、世界中の補習校で先生が足りなくて困っています。
理由はなんでしょう?
事務局の皆さん、しっかり考えてください。
どうして補習校の先生経験のある人は、友人には先生をすすめないのでしょう?
補習校の先生たちに、ちゃんと「ありがとう」と言っていますか?
自分たちの好き嫌いや、保身のために大切な先生達をクビにしていませんか?
東南アジアにある補習校では、実際にクビにしています。
そしてまた、担任が足りなくなっています。
こんなことで、補習校の担任が足りなくなっている事情もあります。
これは、あくまでも担任がいた小さな補習校での出来事です。