東南アジアの元補習校の担任です。

 

10年前は、ほとんどいなかった母子留学家族、ここ数年増えました。

お父さんは日本で働いて仕送り、外国でお母さんはお子さん達と生活をしています。

「大変そうだね」と思うのですが、意外に「でも、大丈夫よ」との言葉が返ってきます。

 

担任がいた日本人補習校にも、ほんの数名ですが母子留学の家族がいます。

補習校は、ほぼ駐在員の家族、そしてこちらの方と結婚した現地組で出来上がっていますが、その中に、ほんの2,3組の母子留学組がいます。

 

担任の生徒にもいましたし、対立してきた事務局スタッフに母子留学のお母さんもいます。

というより、母子組は、事務局に入る確率が高い、むしろ入りたがるのです。

 

はっきり例をあげましょう。

彼女たちは、何をするにも自分の意見より、「ママ友の意見を必要としています」。

今年、担任の生徒がA校に入学が決まりました。

その後、てっきりA校にいると思っていた生徒は、B校に入学していました。

ママ友が「A校良くないよ!止めなよ」と言い、他のママ友が、

「うちはB校に行くから同じ学校にしようよ」・・・で、B校に決定!

 

次、積極的に何にでもどこでも顔を出す。

補習校の事務局がスタッフ募集をしていれば、なりたがります。

普通だと、特に駐在組はスタッフになりたがりません。

仕事が大変というよりは、むしろ保護者間でのゴタゴタやいざこざに、

巻き込まれたくないのですね。賢明です。

でも、母子留学ママは、スタッフとして働き(実はほぼ働いてはいない)、

教師ミーティングに出席し、他の生徒や家庭の秘密話を聞き、「え~!ほんと!」と

興味しんしんで聞きます。

先生達への陰口も叩き、熱心にお子さんに教えていても、冷たい態度で接します。

本気で「教えるのやめようか」とも思ったほど。

 

担任は辞める前に、事務局に言いました。

「事務局スタッフになる方は、自分の感情や意見を出し過ぎたり、

 影響されやすい方がなるのはおやめになった方がいいと思います。

 まったく利害関係のない正当に運営される方々になって欲しいです」

このお願いは、事務局が逆上した理由の一つとなり、担任は「クビ」でした。

 

この母子留学ママは、人恋しいのでしょうか?

いつも群れています。だれかと一緒にいて、誰かの意見がなければ動きません。

今はスカイプなどありますが、やはり日本にいるご主人や親、友達より、

「目の前にいるママ友が命。ママ友情報だけが大事なのです!」

 

怖いです。もし、その情報通りに動いていき、どこかで失敗に気づいたら、

そのママ友とは縁を切るんでしょうか。

それとも、日本へ帰るまでは、心の中に憎悪を抱いたまま、つるんでいるのでしょう。

ママ友情報だけで、自分の子供の行き先、将来を決めるのは恐ろしいことです。

 

しかし、ある母子留学のママに出会って心が落ち着きました。

そのママは、幼稚園~小学生高学年の3人のお子さんを連れて、住んでいます。

特別、誰とも群れることなく、自分で判断し行動しています。

お子さんは補習校に通われていましたが、どうしても日本語がおかしくなってきたので、

日本人学校に転校しました。どんなに事務局が引きとめても意に介さず、辞めました。

この方の生き方に、すっきり!して感動です。

 

将来、後悔のないように、情報は参考にして、自分達で決断したいものです。

あと、人の不幸や噂話に加わりたい方は、ぜひ補習校事務局スタッフを潔く、辞めてください。