新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子
2025年4月、「四月大歌舞伎」の夜の部、
「新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子」を見に行ってきました。今回は幕見です。
「連獅子」も見たことが無く、初めての「獅子」でしたが、まさに圧巻の一言でした。
尾上右近さん渾身の「鏡獅子」。
幕見席の4階でも、その迫力と凄さが十分伝わってきました。
■公式ページ
■作
作詞:福地桜痴、
作曲:三代目杵屋正次郎
■初演
明治26年(1893年)3月、東京歌舞伎座
通称『鏡獅子』。
新歌舞伎十八番のひとつ。
■配役
小姓弥生/獅子の精 尾上右近
胡蝶の精 坂東亀三郎
胡蝶の精 尾上眞秀
用人関口十太夫 市川青虎
老女飛鳥井 中村梅花
家老渋井五左衛門 市村橘太郎

■個人の感想
前半の小姓弥生の踊りも素晴らしいものでした。袱紗を使ったり(なぜ袱紗を?と思ったら、お茶の稽古の著中で踊るように連れ出された設定なのですね)、扇を使ったり、1つ1つの所作も美しく、4階から見ているので遠いはずなのに、距離を感じさせない素晴らしい舞でした。
その後の、胡蝶の精の2人の可愛らしい踊りを挟んで、ついに鏡獅子登場。
一瞬で空気が変わります。
まさしく獅子の精。俊敏な動きに見とれているうちにあっという間に、
最後は圧巻の毛振りで幕となりました。
機会があれば、次回は一階の前方席で、毛振りの風を浴びたいと思います。
追記:
以前、右近さんと巳之助さんの「三社祭」を見た時に、右近さんのほっそりしたお顔からは想像もつかない、がっしりした太ももに驚いたことを思い出しました。
その時のイヤホンガイドでは、「歌舞伎役者はアスリート」と言われていましたが、まさしくアスリート?プロレスラー?ラグビー選手並みの立派な太ももだったことを覚えています。
巳之助さんも、道行でトンボを切ったり、華麗な殺陣など身体能力を発揮されていましたが、歌舞伎役者はアスリート、パフォーマー、舞踊家、もちろん役者、しかも声も良くなければならないなど総合的な能力に秀でた方々なのだなぁと改めて感じました。
1つだけ気になったのが足への衝撃。高いジャンプから着地されているので、1か月の公演で足を痛めたりしないのかと心配になりました。
踊りの邪魔をせず衝撃を吸収してくれるような足袋を、日本のメーカーで作ってくれていると良いのですが。
■一幕見席について
一幕見席のチケットは前日のお昼12:00からWebで予約できます。
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