留守がいいのは亭主か女房か?留守中に家にいるのは一体全体誰なんだ?! | 日本語を楽しもう!!

日本語を楽しもう!!

美しい日本語を面白おかしく楽しもう!!
季語や漢字も楽しんじゃぇ!!
クイズにも挑戦だ!!


ようこそ!
日 本 語 を 楽 し も う !! 』 
また、読みに来てくれたんですね…!




………………。





『江戸の留守を命ぜられ…』

…という文章があったとすると
これは一体
誰が何をすることなんでしょうか?





備前守が末綱に命じたとすると…

(お断りしておきますが
“備前守”
“末綱”
というのは譬えとして出した名ですので
何の意味も
何の意図もありません。
悪しからず。)






備前守が江戸を離れている間
末綱が江戸に控えていること。

つまり
末綱が留守を預かること。

平たく言うと
備前守がいない間
末綱が留守をしている…

ということです。





ということは
『江戸で留守していなさいと言われた…』
という文章と同じでしょうか?

どうでしょう?





………………。





元々
留守”とは…

そのまま訓読した通りで
留まり守る
(トドマリマモル)

という意味ですから…

そこにいて
留まっている人や場所のことを
言っています。





その場に誰もいないということは
これっぽっちも
言及していない訳です。





………………。





平安時代ごろの
古い文章に

「我は王城の留守なり。」
というものがあります。





“私が
留まって守る者だ”
と言っている訳ですね。





………………。





古く中国から伝わった言葉としては…

皇帝が都を離れている間
大臣が都を守る

という意味でした。





現代の中国でも
完全に家が空だという
意味はないようで…

夫婦の内どちらかが
留守(家にいない)の時

もう一方が留守を守る
という意味のようですね。





………………。





上に書いた
『江戸の留守を命ぜられ…』は

元々の使い方で…

誰かが江戸を守っている
ということですね。





………………。





留守”という言葉が

そこに誰もいない
という意味で使われ始めたのは
鎌倉時代以降のことのようで





江戸時代になるとすでに

「ほらほらよそ見しているから
手元が留守になるよ!」

というような…

“他に気を取られて不注意になる”
という…

さらに派生した使い方も
されていたようですね。

























『本も映画も文具も、いいものはいい!』

『ブログ三昧!楽しいブログを探して 旅に出ましょう!』

『心に残る映像探し/おもしろ動画おまとめSite』

時間があったら、見てね!


TOP・・・・・・日 本 語 を 楽 し も う !!・・・・・・・・・
美しい日本語を面白おかしく楽しもう!!

    季語や漢字も楽しんじゃぇ!!
・・・・・・・・・・・・・クイズにも挑戦だ!!
・・・・・HOME

読者登録してね
アメンバー募集中