地名とは何か? | 二本榎のブログ

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白金台・高輪周辺のネタが中心のブログです。

今日は、「危ない土地の見分け方」というテーマで塾生(慶応OB)の方々を中心とする勉強会で講演をしてきました。
その中で、古い地名を知ることで土地に内在するリスクを知ることが出来るという話をさせてもらいました。

民族学者の谷川健一さんは、地名とは
 最も身近な民族遺産である
 時間の化石である
 大事にされないのは水と同じである
と看破されています。
住居表示法の施行により古い地名が味気ない新地名に変わってしまったところが多くあり、文芸評論家の山本健吉さんは、
戦後の三大悪行として、
 住居表示による地名の改悪
 メートル法の施行、尺貫法の廃止
 旧仮名から新仮名へ
をあげています。

古い地名は公民館などの公共施設、バス停や駅名、古い商店の屋号などに残っていることがあります。このブログのアドレス、二本榎木というのも東京都港区高輪・白金台の一部の
古い地名で、現在も消防署名にその名前が残されています。

長谷川伸さんの門下生、池波正太郎さんの小説、
鬼平犯科帳に鬼平が二本榎木の先輩・旗本を見舞う話がありますが、長谷川伸さんのお宅も二本榎木(現・白金台二丁目)、今でも当時のまま、家が残されています。
(同じ通りに面して、東方・桂坂を下りきる手前には柴田錬三郎さんの家があり、こちらも当時のままの姿で残っています。)

【昭和8年建築の消防署・東京都の指定文化財】