こんにちは。

 

僕のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

前回、

僕が考える子育てのゴールとして、

3つご紹介しました。

 

1.自分と他人は違うという認識を持った大人になること。

2.他人に依存せず、感謝の気持ちで接し、それを表現できる大人になること。

3.他人の違う意見にも共感しつつ、

自分の意見を言い、行動できる大人になること。

 

今日は、

そんな3つの考え方を子どもに持たせるために、

子どもが小さい頃から、

親としてどのようにかかわっていくべきか、

そんな話をしたいと思います。

 

テーマは3つ。

1.子どもの自尊心を育む。

2.行動に善悪をつけず、考えや気持ち焦点を当てる。

3.厳しく接することが、心の強い子を育てる方法ではない。

 

では、一つずつお話ししてみたいと思います。

 

 

1.子どもの自尊心を育む。

最近の若者は大人しい、打たれ弱いなんてことをよく聞きます。

その原因は、子ども自身が『自尊心』を持てないでいることによると思います。

つまり、自分は自分のままでいい、と思うことが出来ず、

自分はダメな奴だ、という考えが頭の中を支配している。

でも、生まれた瞬間の子どもがそんなこと考えているはずがありません。

親や周りとのかかわりの中で、

自然にそんな考え方を身に付けてしまうのです。

 

お母さん自身も余裕がなく、

子どもの振る舞いにイライラしたり、

子どものいたずらを注意しなきゃと思って叱ることを繰り返すうちに、

いつの間にか自信のない子になってしまっているかもしれません。

 

じゃあ、どうすればいいのか・・・。

反対のことをすればいいと思って、

子どもをとにかくほめて育てる・・・。

でもほめ方を間違えると、

親の期待に潰されてしまったり、

わがまま放題やりたい放題の子になってしまうこともある。

 

そもそも、生まれたばかりは特に、

小さい子は大人たちに囲まれて、

可愛いと言われ、抱っこしてもらいながら、

たくさんの愛情をもらっていますよね。

何をしたのがいいとか悪いではなく、

ただそこにいて笑ってくれるのがうれしいと。

実は、これがすごく重要。

この時の『無償の愛』こそが子どもの自尊心を育むのです。

 

当たり前ですけど赤ちゃんって、

笑うことと泣くこと以外何もできないですよね?

おむつ替えもご飯も何もかも大人にしてもらわないと生きていけない。

 

でも、なんで赤ちゃんにはみんな笑顔で接するのですか?

かわいいから?

赤ちゃんがそういうものだから?

 

でも、いわゆるイヤイヤ期と呼ばれる時期くらいから、

段々と子どもの態度に腹が立ってきたり、

他の子の成長より遅れているのではないかと

気になり出して、

子どもに色々要求するようになってしまいますよね。

 

子どもの行いにイライラし始めたら要注意です。

 

イライラした状態のまま子どもに接しても、

子どもの気持ちよりも自分の気持ちが先に立ち、

親の考えを押し付けてしまいがちになります。

 

子どもの成長や行動に不安になったり、

腹が立ったりしても、

そっと見守ってあげください。

 

イヤイヤ期は、

子ども自身に自我が芽生え、

自己主張するようになった証。

だけど上手く自分の思いを伝えられない時期なのだとか。

 

例えば、ご飯を食べさせたり、

着替えさせようとすると

ギャーギャーわめきだす。

 

そうなった時、

どうしてこの子はいつもこうなの!?

と腹を立てず、

そっとしておいてあげてほしいです。

そして、甘えてきたら、

思いきり甘えさせてあげる。

甘えさせてもらった経験の少ない子は、

大きくなって甘ったれになります。

自分の欲求があっても上手く表現できず、

突然キレたりというように、

言葉でなく、感情を爆発させることでしか

自己主張できなくなってしまうのです。

 

子どもが思い通りに動いてくれず、

腹立たしいと思ったら、

親が楽しそうに過ごすことが一番。

ご飯の時間だからと、

無理に遊びをやめようとさせても子どもは反発する。

ですから、そんな時にはあえてほっといて、

親がおいしそうに、楽しそうにご飯を食べる。

 

子どもは好き勝手やっているようで、

親の様子をすごくよく見ています。

なので、親が楽しそうなことをやっているとわかると、

遊ぶのをやめ、何やっているんだろうと思い、

子どもの方から寄ってきます。

 

また、部屋のあちこちの物を取っては

散らかしたり、大事なものを壊したり、

なんてこともしばしば。

 

ある時には親が床に置いていたカバンや財布を漁ったり、

なんてこともあります。

そんな時、子どもにダメ!と怒っても子どもには効きません。

そこで、笑顔で何事もなかったかのように取り上げると、

最初のうちはワーワー言いますが、

次第に無駄なことだと悟り、

それもしなくなります。

 

部屋を散らかし、収拾がつかないなら、

子どもの手が届きそうなところに物を置かない。

おもちゃは、多く買い与えるよりも、

今あるおもちゃを使い、違う方法で遊ばせたり、

服の衣替えのように、

時期ごとにおもちゃを入れ替えたりすると、

子どももおもちゃに飽きが来ません。

 

部屋はシンプルで片付いた状態になるし、

子どもは、親に止められることもなく、

自由に過ごせるし、一石二鳥です。

 

●子どもの行動を無理に矯正しようとせず、

子どもも親も負担にならない環境づくりをする。

●抱っこをせがんできたりと甘えてきたら、

 思いきり甘えさせてあげる。

●とにかく親が楽しそうに過ごす。

 

このことを意識してみてください。

 

 

2.行動を善悪で判断せず、

気持ちに気づかせる。

まだ、言葉をしゃべらない時期ならそれでいいとして、

大きくなってくるとどうでしょう。

 

言葉を覚えだすと、

より自己主張が強くなり、

しかも体の成長に伴って、

余計扱いが大変になります。

 

何せ、泣いたり叫んだりだけの自己主張に、

言葉が加わるのですから。

 

時間と体力が無制限にあるなら、

いくらでも我が子の要求に付き合ってあげられたとしても、

ご飯作って、部屋片づけて、風呂入れて、歯磨いて・・・。

なんてやらなきゃいけないことを考えていたら、

 

『あんたの言うことばっか聞いてらんないのよ!!!』

とつい言いたくなってしまいます。

 

何でも思い通りになると思っている子どもは、

そのままにしていると、

いつまでも自分の好きなことに没頭したままです。

 

公園で遊ばせると、

つい夢中になっていつまでたっても帰ろうとしない。

 

『お母さん、もうご飯の準備するから帰ろう。』

と言っても、

『まだ遊ぶ~!!!』

と駄々をこねだすのが子ども。

 

かといって、

子どもの思うままに何でもさせたところで、

これでは大人が立ち行かない。

そんな時は、

遊びの中にもルールを教えることで解決できます。

例えば、公園で遊ぶ時間は1時間と最初から決め、

『小さい針が5に来たら帰ろうね』

と言ってから遊ばせる。

 

また、危ない遊具の使い方をしないよう、

最初にどのような使い方をするか約束する。

そして、約束を破ったら、その時に、

『お母さん、○○ちゃんがお怪我しないように、

こういうふうに遊ぼうねって言ったよね。

 お母さん、○○ちゃんが怪我しちゃったらとっても悲しい。

 だから今みたいな使い方しないで。』

と、その場で伝えることです。

時間がたってから言っても、

そもそもその出来事を忘れているかもしれないし、

怒られた、という記憶だけが鮮明に残ることになってしまいます。

 

親としてうれしかったこと、悲しいこと、直してほしいことなど、

基本的にはその場で伝えることです。

 

また、伝えるときの言葉遣いとして、

お母さん自身の感情を伝えることです。

 

子どもに、

相手目線の視点を持たせるためには、

お母さんの気持ちを伝えることが大事。

 

例えば、ご飯の前、いつも子どもが大きな声で

『いただきます!』と言っているので、

いつも元気な声で言えて偉いね!

とほめたとします。

 

だから、子どもは大きな声でいただきますと言うと

ほめてもらえると学習し、

いつもそうするようになる。

 

そんなある時、家族で、

静かで落ち着いたレストランにディナーに行き、

そこでも大声で

『いただきます!』と言うと、

親は慌てて

『ここではそんな大きな声出さなくていいのよ。』

なんて言うと、子どもは混乱してしまう。

 

そんな経験を何度も繰り返し、

成長していく、という考えもありますが、

親の言葉に一貫性がなかったり、

感情むき出しで怒られると、

善悪の判断をつける前に、

気持ちが萎縮してしまうでしょう。

 

それに、

暴力はよくない、だとか、

あいさつはいつも大きな声で、

と一見絶対的な善悪の判断が出来そうな行いでも、

その場の状況に応じて、

ふさわしい振る舞い方があるものです。

 

そのため、

○○ができたことが偉い。

△△ができていないことがよくない。

と、やったこと、やらなかったことに

焦点を当てるのではなく、

それによって、

お母さんがどんな気持ちになったのか、

を伝えてあげることが大事。

 

子どもが行ったことを確認し、(事実)

それによってどんな気持ちになったのか。(感情)

 

の順番で言ってあげてください。

 

『○○ちゃん、とっても大きな声で頂きますって言えたね。(事実)

お母さん、すごくうれしいな。(感情)』

 

このお母さんの『気持ち』を伝え続けることで、

これをしたら、相手はどんな気持ちになるだろう?

相手が喜ぶこと、悲しむことはなんだろう?

という視点に気づくようになります。

 

つまり、これが

『相手の立場になって考える』

ということです。

 

でも、行動だけしか見ていなかったら、

相手の気持ちに気づけないのです。

 

行動そのものには良い悪いという善悪の判断をせず、

その場の状況に応じた

相手の感情を意識させる習慣を持つことで、

思いやりを持った子に成長していきます。

 

でも、時には、

『何やってんのよ!』

と、大声で怒鳴ってしまうこともあるかも知れません。

 

それによって、子どもが泣き出すかもしれない。

そんな時は、

一度抱っこして落ち着かせ、

自分自身も冷静な状態に戻ってから、

『さっきは○○ちゃんこんなことしたよね。

 あれ、とっても危ないことなの。

 ○○ちゃんが怪我をするのが怖くて、

 大きな声出しちゃった。

だから、次からはこういうふうにしようね。』

と、怒った理由と、その時の気持ち、

どうしてほしかったか、

またはこれからはどうしてほしいのか、

ということを伝えてあげてください。

 

感情的に叱るだけでは

決して相手の感情に気づく子にはなりません。

ただ、相手の機嫌をうかがう臆病な子になってしまいます。

 

思わず感情を爆発させてしまっても、

しっかり言葉で伝えることを意識してください。

 

 

3.厳しく接することが、

心の強い子を育てる方法ではない。

自分に自信のない子が育つ理由として、

●ものに恵まれ、何不自由ない環境で育ってきたため、

 競争心がない。

●甘やかされて育ったため、些細なことですぐ落ち込む。

なんて言われたりします。

 

本当にそうでしょうか?

例えは悪いですが、人間に虐待を受け続けた犬は、

人間にどのような態度をとりますか?

人間を見ると何かひどいことをされるのではないかと思い、

ビクビクした様子を見せていますよね?

見ていて本当に痛ましいし、

なんでそんなことするんだろうと思う。

 

人間も同じ。

自分のことを理解してもらえず、

失敗や欠点を怒られ続けた子は、

怒られるということに免疫がつくどころか、

かえって怒られるという状況に敏感になります。

 

失敗や欠点にどう対処するかという経験もなく、

かといってこれまでと同じやり方では

また怒られると思い、

積極的な行動に出ることをためらってしまう。

 

結局、ネガティブな思考回路にはまり、

しかも失敗体験だけが積み重なっていく。

 

自尊心のない子は、

大なり小なり、

似たような経験をしているのではないかと思います。

 

もちろん、子どもを成長させるためには、

厳しい環境に身を置くことも必要だと思います。

何か失敗したとき、それに対する答えをそのまま提示せずとも、

落ち込んだ気持ちに共感し、

君は君のままでいいんだと安心できる場所を用意してあげる。

 

そして、その状況から逃げずに、

次はどのように対処すべきか、

一緒に悩み、行動を促していくことが大事。

 

いじめで辛い思いをしている。

勉強ができず、授業についていけない。

大好きで始めた習い事が思うように上達しない。

 

子どもは自分から口に出さずとも、

その『苦しい』というサインを出しています。

 

例えば、子どもが

『お母さんは、子どもの時、学校楽しかった?』

と聞いてきたら、

今日学校で何か嫌なことがあったのかな?

とピンと来てください。

 

そこで、

『お母さんも実は・・・なことがあった時は、

どうしても学校に行くのが嫌だったのよ。』

と言ったら、

悩みを打ち明けやすくなります。

 

でも、

常日頃から子どもに期待しすぎて何かとハッパをかけたり、

子どもの欠点ばかり指摘する習慣があると、

『この人は何もわかってくれないし、

相談したところで何も解決しない』と思うようになり、

親に何も言ってくれなくなります。

 

そして、負の感情だけが溜まり、

その感情をコントロールできなくなってしまう。

 

また、進路相談などで、

子ども自身でどうしても答えを出せないような場面もあるかも知れません。

 

そんな時は、常日頃から子どもを観察し、

子どもの好きなこと、得意や不得意などの

個性をよく観察し、

選択肢を与えてやることも一つ。

 

そして、とても成功しそうにない夢を語っているときには、

子どもの得意なことを活かせる職業を教えたりと、

別の方向に誘導する。

 

子どもは本能的に、

親を尊敬したいと思っているし、

困ったときに良い方向に導いてほしい存在だと期待しています。

 

かといって、親も完璧な人間であるはずがない。

時には間違いも失敗もあって当然です。

 

それを子どもに指摘されたとき、

素直な気持ちになれますか?

『ごめんね、今のはお母さんが良くなかったね。』

『お母さんも気をつけるね。』

と言えることが大事。

 

逆に、子どもに弱みを見せまいと

強がった態度に出たり、

理屈で丸め込んでは子どもは親を尊敬できなくなります。

 

子どもが言うことを聞いてくれない、

何も話してくれない、

と思ったら、

親としての態度に反発しているのかもしれません。

 

思春期の子どもが何の不満も失敗もなく、

思い通りに生きていくなんてこと、

よほど恵まれていない限り殆どないでしょう。

 

子どもなりの失敗や挫折を経験するもの。

その時に、

まず子どもが安心できる場所が必要だし、

子どもにとってそれが家族であると思えるような

親子関係を作っておくこと。

そして、

子どもをただ安全な場所に身を置き続けさせるのではなく、

語りかけを通して、

また子どもが立ち上がれるようにフォローしていくことを

心掛けてほしいです。

 

●子どもの悩みや失敗に対し、

 『それじゃだめだ』と批判し、答えを与えるのでなく、

 まずはその時の辛い気持ちに寄り添うこと。

●一度冷却期間を置いたら、

失敗を失敗のまま終わらせず、

 次はどのように対処するか一緒に考え、行動を促す。

●子どもは親を尊敬したいと思っているもの。

 親として子どもの個性を観察し、

 進路相談などで、子どもの進むべき道をアドバイス。

 答えを誘導することはあっても、

 最後は子どもの意思で決めさせる。

 

これを意識してみてください。

 

最後に

結局のところ、

子育てに近道はない、ということになってしまいますが、

これさえあれば、全ての問題が解決し、

良い結果が訪れるというような魔法の杖があるよりも、

親自身もあれこれ試行錯誤しながら良い方向に向かっていく、

という方が、

人間らしい生き方ではないでしょうか?

魔法の杖があるとすれば、それは、

『自分を客観視できる力』

だと思います。

 

感情的になっている状態とは、

脳の原始的な部分が活発に動いている状態。

これを理性でコントロールできていないのです。

 

なので、

怒ったり、悲しんだりと、

大きく感情が動いた時、

なぜその感情が湧きおこったのか、

観察すること。

 

これを繰り返し、

自分の行動や考えのパターンを自分で認識する。

感情で自分が見えなくなった時、

理性でどう対処すべきか考えるというのは、

筋トレのように訓練できることです。

 

そう意味では、

子育てはまさに『大人育て』かもしれませんね。

 

子どもと同じように、

大人も20年かけて成長するんだ、

と思って、一緒に階段を上ってみてください。