こんにちは。
いかがお過ごしですか?
浮世絵ってなんとなく知っているけど、よく知らない、という方が殆どではないでしょうか?
実はわたしも、そんな一人でした。
日本絵画史の中でも、浮世絵は少し変わった存在。
今になって、浮世絵の魅力に気づきました。
今回は、浮世絵の肉筆か版画かを見分ける方法をお伝えしますね。
浮世絵には
肉筆浮世絵と浮世絵版画があります。
肉筆は、実際に絵師が絵筆で描いたもの。
高価で、注文を受けてから描いたものが多いです。
絵師が描いていますから、自由に描けます。
大きな作品が多いですが、大きさはまちまちです。
初期には肉筆浮世絵だけを描いていた絵師もいましたが、
多くは肉筆も、版画も両方を手掛けていました。
画像は両方とも歌麿(うたまろ)の作品です。
喜多川歌麿(きたがわうたまろ) 更衣美人図(こういびじんず) 重要文化財
絹本着色 出光美術館蔵
外出先から、帰り、たった今、帯をほどいた場面。
品の良さが画面全体を覆っています。
版画の場合は、版木も紙も大きさも決まっていますから、
さほど大きな作品はありません。
(連作で繋がっている物もありますが。)
大きさもある程度判断基準になります。
とはいえ、大きさだけで判断するのも困りますよね。
そこで、役立つのが、
キャプション(絵の横にある四角い文字の書いてあるプレート)
の材質表示です。
肉筆の場合は、
「絹本着色」
もしくは「紙本着色」です。
絹か紙に直接絵師が絵筆で絹か紙に描いている、という意味です。
版画の場合は
たとえ、~筆とかいてあったとしても、
「大判錦絵」
と記載があれば、版画です。
大判と言われる紙に多色刷りで擦っているという意味です。
喜多川歌麿 「当時三美人」
大判錦絵 礫川(こいしかわ)浮世絵美術館蔵
歌麿の女性表現の豊かなこと。
髪の毛の繊細な表現をお楽しみください。
物凄く繊細な表現で、実際に描いた様に見え
版画に見えないものも多くあります。
そこはキャプションの表示を見てください。
実際に絵筆で直接描いたかのような
繊細で、美しい浮世絵版画が沢山あります。
彫師と摺師の技をご堪能ください。
素晴らしい~!!
美しい~!!
凄いね~!!
と唸ってしまう作品ばかりです。
今回のまとめ
「浮世絵の肉筆か版画の区別はキャプションを見る。」
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

