48年間も週刊文春の表紙を描き続けた和田誠さんがお亡くなりになってはや6年。この間は、過去の表紙を再掲載する形でつないでいたそうだ。

そして、新しく、女性作家の方が表紙を担当することになったようで、右がその初作品。個人的には、１人の作家でなく、数人に分けて１か月に４～５回発行する表紙をそれぞれにしてもいいのではとも思うが、そうすると週刊誌としての表紙の統一感がなくなるからNGかなあ。

週刊誌自体を買っていないので驚いたのだが、いまや１冊500円を超えているんだ。ぎょっ。私は「dマガジン」で読んでいるから、そんな高価とは知らなかった。ただし、dマガジンはいろんな雑誌を読める反面、ページは全部出ていない点、注意。

さて、左の白い方の冊子で、阿川佐和子の対談コーナーを読んだが、対談相手はお笑い芸人の横澤夏子であった。この人は結婚しており、年子に近いくらい立て続けに女児を３人産んでいる。すごい。私の母なんて、２度の出産とも死ぬほどの重体に陥ったので、出産がどんなに危険であるかを私が幼稚園のときからさんざん吹き込んで育ててくれた人だから、彼女のようにポンポンと３人も産めてしまうような芸能人を見るたび（ちょっと古い例だが林寛子とか堀ちえみ）、母は「この人は健康な人なんだねえ～」と口にするのが常であった。

あ、話がそれたけど、その横澤夏子は、結婚相手を見つけるまで、婚活パーティーに「100回くらい」行った、と言っていて、仰天した。彼女は知人に「出会いがない、って言うのは言い訳だ」と叱咤され、婚活パーティーに行き続け、その100+何回目かで現旦那と知り合ったそう。は～～。私だったら、100回どころか、10回くらいダメなら挫折するのではないだろうか。

私は、ド田舎の女子高に転校させられ、男友達どころか友人ゼロのみじめな高校時代を過ごしたものだから、東京の、男の人が多い大学に行けばモテるはず、と思っていざ行ってみたけれど、そちらの方面は、どんなに努力をしても全くダメであることがよくよくわかった。いま思うと全くもって非モテの身の程知らずな努力を重ねては打ち破れていた。なんであのとき、自分のどん臭さとブスさをもっと早く悟らなかったのだろう。

そんなわけで、横澤夏子が100回100敗でもめげなかったのはすごい、と思ってつい書いてしまった次第。

週刊文春 表紙交代と婚活話

週刊文春　表紙交代と婚活話