今日は、「断食のメリットとデメリット」について、解説します。

まず、断食をするメリットや効果は、大まかにまとめると、9つあります。
① 体重管理と減量
② デトックス効果
③ 代謝の改善
④ 細胞の修復や活性化
⑤ 免疫力や自然治癒力の向上
⑥ 脳機能の改善
⑦ インスリン感受性の改善
⑧ 病院や薬局の処方薬のような副作用がない。
⑨ ネガティブ感情がデトックスされ、心の安定に繋がる。

それでは、1つずつ見ていきましょう。

① 体重管理と減量
体重を減らし、減量(=ダイエット)することができます。
断食を繰り返し続けていくと、どんどんと痩せて体重が減る一方だと考えられがちですが、断食を繰り返していく度に、断食中は一旦、体重が減りますが、その後、各人にあった適正体重の辺りまで戻り、その適正体重でずっと維持していくことも、可能になります。

② デトックス効果
体内の毒素や不要な物質、宿便などの排出を促す効果があります。
これにより、腸内や血液、全身(人間の肉体全て)の排毒・浄化が可能になります。

③ 代謝の改善
基礎代謝率が向上し、脂肪の燃焼を促し、体脂肪を減らす効果が期待できます。

④ 細胞の修復や活性化
全身の細胞が活性化され、老化や炎症の抑制が報告されています。
皮膚がきれいになり、若返り、シミやシワの改善、皮膚疾患などの回復も促します。

⑤ 免疫力や自然治癒力の向上
免疫力や自然治癒力が高まるため、炎症が抑制され、これにより、感染症や炎症性疾患などのリスクも低減する効果があります。
また、ほとんどの病状の回復や、筋力や持久力、体力などの向上にも繋がります。

⑥ 脳機能の改善
脳内の神経成長因子が増加し、認知機能や精神的、神経系などの症状の向上が報告されています。
アルツハイマー病やパーキンソン病、その他の精神的、神経系疾患のリスク低減にも繋がります。

⑦ インスリン感受性の改善
血糖値が安定し、インスリンの効率的な利用が促されることが報告されています。
これにより、インスリン抵抗性が改善され、糖尿病やメタボリックシンドロームなどのリスクが低減する可能性があります。

⑧ 薬の服用による副作用の心配がない
病院や薬局などの処方薬の服用によって起こる副作用の影響がなく、そのぶん、心配がなくなります。
このように、断食をすると、多くのメリットや効果があり、心と体の健康の回復や維持増進に役立ちます。

⑨ ネガティブ感情がデトックスされ、心の安定に繋がる。
身体に悪い食物を食べないでいるだけでも、その食物の持つネガティブエネルギーを体内に取り込まなくて済みます。
また、心と肉体は繋がっています。肉体の排毒や浄化によって、人体エネルギー(人間の体内外のエネルギー=精神的エネルギー=心)の浄化にも繋がります。
これが断食ハイ(high)と言われるもので、断食中に心身の軽さや心地良さ、更には天にも昇るような至福感を得られる人もいます。
この断食ハイは、断食が長期になればなるほど、実感出来ます。

それでは次に、断食のデメリットについて解説していきます。
断食のデメリットは、大まかにまとめると、5つあります。
① 栄養不足
② 体力や筋力の低下
③ 好転反応による痛みや各症状
④ 心理的ストレス
⑤ 食欲の増加

それでは、1つずつ見ていきましょう。

① 栄養不足
長期間の断食や食事制限により、必要な栄養素を摂取できなくなるため、栄養不良となるリスクがあります。しかしこれは、断食初心者のみに起こり得る一時的なものであり、断食を繰り返して行っていくうちに、体の適応調整能力が高まり、問題なくなります。
断食初心者の人は、特にカルシウムの多い野菜や海藻、カルシウムとたんぱく質も多く含まれる大豆などの豆類を、普通食の期間(=断食や回復食以外の期間)に摂取するようにすれば、それで問題ありません。

② 体力や筋力の低下
断食中の栄養不足やエネルギー不足により、体力や筋力が低下し、日常の活動や運動能力が低下することがあります。
断食中は、無理に体を動かして体力を取り戻そうとせず、断食後に、少しずつ運動をして体力や筋力をつけていく必要があります。
しかし、断食によって免疫力や自然治癒力は高まり、細胞も活性化していきますので、断食後は断食以前よりも、体力や筋力の回復や向上は早まります。

③ 好転反応による痛みや各症状
悪化していたり、病気の症状のある部位は、痛みや痒み、違和感などが出る場合が多いですが、これは好転反応であるため、心配無用です。
また、全身の好転反応として、めまい、吐き気、発熱、下痢、便秘、手足のしびれ、頭痛、ふらつき、体のダルさ、眠気、動悸、倦怠感などがあります。
これらの断食中の症状のほとんどは心配無用ですが、心配であれば、医師や専門家に相談するといいでしょう。
個人差はありますが、断食期間が長期になるほど、この好転反応が強く現れる場合が多いようです。
病院や薬局などの処方薬は独断で服用せず、医師や専門家に相談してから服用するかどうか判断することが大切です。

④ 心理的ストレス
長期間の断食や過度な食事制限をすると、断食中にストレスや不快感、焦燥感が生じ、心理的な負担が増加する場合があります。
断食中は、心と身体の休養時期と考えて、お昼寝をしたり、夜間の睡眠時間をしっかりと取ったり、入浴や読書や、好きな音楽を聴く、日光浴やウォーキング、ストレッチなどの軽い運動をして、気分転換をすることが重要です。

⑤ 食欲の増加
断食中や断食後に、空腹感が増大し、過剰な食欲や食事制御の失調が起こることがあります。
これによって、断食後、または、断食中断後に、急に普通食を食べ始めたり、過食をしたりすると、体重増加のリスクが高まり、リバウンドする可能性があります。
断食中は、水や野菜ジュースなどの水分補給により、出来る限り空腹感を満たし、急な断食中断をしないようにし、断食後にも自分に合った回復食を摂り入れて、無理なく普通食に移行していけるよう、要注意が必要です。

持病がある人は、断食をしない方がいいという見解も各所でありますが、当センターのホリスティック療法から診る見解では、持病がある人こそ、断食をする必要があり、それが回復の近道であると考えます。
やり方によっては、稀に死に至る場合もありますが、基本的に断食とは危険なもの、ではありません。
正しい方法で行う断食は、健康になるための最も重要な手立てなのです。
空気や水、海などの環境汚染、そして農薬や化学調味料まみれの食材、また世の中の社会的ストレスの中で生きている現代人にとっては、必要不可欠なものであると言えるでしょう。











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