今回はキックボクサー・立嶋篤史さんへ「歴史上最強の高校生」賞を贈らせていただきました。


立嶋篤史さんといえば、嘗て「地上最強の高校生」と呼ばれた今年42歳になる現役のキックボクサーです。
高校在学中に全日本キックボクシング連盟のフェザー級王者になり、
マスコミの注目を集めた元祖カリスマキックボクサー。
また、日本キックボクサー初の1千万円プレイヤーとなり、
同じ道を志す者に夢と希望を与えた功績は大きく、
キックボクシング界の発展に貢献してきました。

そんな立嶋選手がキックボクシングと出会ったのは中学生の頃、
実は幼少期からいじめにあっていた立嶋選手は、キックボクシングと出会い、
いじめを克服したと言います。
それは暴力に暴力で対抗したのではなく、自分に自信がつき周囲もそれを認めたからでした。
そして中学を卒業後、ムエタイ修行のため単身タイへと渡ります。
自分を助けてくれたキックボクシングへ生涯をかけて恩返ししようと決心したのです。
若干15歳の少年が起こす行動としては、ものすごく大きな決断であり、
揺るぎない決意の現れでした。

その後、立嶋選手は帰国すると遅れて高校に入学。
通信制ではなく全日制の高校に入学し、年の離れた同級生とともに勉学に励みながらトレーニングを積み、
現役高校生ながらチャンピオンになるという偉業を達成!
いつしか「地上最強の高校生」と呼ばれるようになりました。
まだまだ日本格闘技界が今ほど盛んではなく、一部のマニアしか注目をしないマイナー競技だったキックボクシングを人気競技の入口に立たせたのは紛れもなく立嶋選手でした。
テレビや雑誌にその活躍が取り上げられると、後楽園ホールに女性の姿が目立ち始めます。
もちろん、「いい試合」をしていれば周囲の反応は変わり、ファンが拡大するのは当然ですが、
もし立嶋選手がキックボクシング界にいなければ
これほどまでの人気を得ることは決してなかったでしょう。

そんな立嶋選手のこれまでの功績と今後の活躍を期待して「歴史上最強の高校生」賞を贈らせていただきました。