<国会議員秘書>「小沢氏秘書が寄付を強要」 経験者証言


民主党の青木愛衆院議員(東京12区)の複数の公設秘書経験者が「小沢一郎幹事長の秘書から、秘書給与の一部を青木氏の政治団体へ寄付するよう強要された」と毎日新聞の取材に証言した。国会議員秘書給与法は、公設秘書への寄付の勧誘や要求を禁じている。

 証言した1人は、青木氏が参院議員だった08年4月から公設秘書に採用された。この元公設秘書によると、採用決定後、小沢氏の政策秘書から、国から支給される秘書給与の一部を青木氏の政治団体に寄付するよう求められた。小沢氏の政策秘書は、青木氏の事務所運営を実質的に取り仕切っていたという。

 求めに従い、元公設秘書は青木氏が代表だった「民主党参議院比例区第58総支部」に同月から10万円を寄付した。だが、次の月から小沢氏の政策秘書や青木氏に断らず寄付額を6万円に減額。小沢氏の政策秘書とトラブルになり、4カ月後に青木氏の事務所を辞めたという。元公設秘書は「正直言って『強制』です。献金する気はなかったが(秘書就任の)話がまとまった後に『実は』という話になって。それをけったら『辞めてくれ』ですから」と話した。

 また、公設秘書として月10万円以上を寄付していた別の1人は、やはり小沢氏の秘書から、国支給の秘書給与のうち「手取り分」を決められ、残りを寄付するように指示されたという。さらに「手取り分では生活が苦しく寄付の減額を申し出ると、青木氏には『できる範囲でいい』と言われたが、小沢氏の秘書から『なめるなよ』と言われ、減額できなかった」と証言した。

 青木氏は03年11月の衆院選で千葉12区から立候補し、比例復活で初当選。05年9月に落選して小沢氏の秘書に就任後、07年7月参院選の比例代表で当選したが、今夏の衆院選で東京12区に転じ、当選を果たした。現在、小沢氏の下で党副幹事長。

 また、青木氏が初当選から08年末までに採用した公設秘書のうち7人は、第58総支部や「民主党千葉県第12区総支部」(08年3月解散)に寄付しており、総額は832万円。中には年間230万円を寄付した秘書もいた。第58総支部での08年分の公設秘書からの寄付は計426万円で全収入の約3割を占める。

 民主党は9月15日、公設秘書給与の寄付禁止を通達している。

 青木氏と小沢氏の事務所はいずれも、毎日新聞の取材に「そのような(強要の)事実はない」と回答している。【政治資金問題取材班】

 ◇国会議員秘書給与法

 公設秘書(政策、公設第1、公設第2)に対して国から支給する給与について定め、第21条3で「何人も、議員秘書に対して、当該国会議員がその役職員または構成員である政党その他の政治団体またはその支部に対する寄付を勧誘し、または要求してはならない」と規定する。ただし罰則はない。90年代後半から与野党の国会議員による秘書給与を巡る詐欺事件が相次いだため、04年の改正で禁止規定が盛り込まれた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000008-mai-pol





水谷建設元会長「小沢氏側に5000万円」 ダム工事受注で裏金か


 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」による政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、法人税法違反罪で実刑判決を受け、服役中の中堅ゼネコン「水谷建設」元会長の水谷功受刑者(64)が東京地検特捜部の事情聴取に対し、「平成16年に小沢氏側に少なくとも5千万円を持っていった」と供述していることが18日、関係者への取材で分かった。当時の陸山会の収支報告書にはこの献金の記載がなく、政治資金規正法違反(不記載)にあたる疑いもある。

 16年当時、国土交通省発注の胆沢ダム(岩手県)を水谷建設が下請けで受注しており、特捜部はその見返りだった可能性もあるとみて、慎重に捜査しているもようだ。関係者によると、問題の工事は、国交省東北地方整備局が16年10月に発注した胆沢ダム堤体盛立第1期工事で、大手ゼネコンの「鹿島」が、他のゼネコン2社と共同企業体(JV)を組み、約203億円で受注。水谷建設は、他4社とJVを組み、下請け工事を受注していた。

 水谷受刑者は、特捜部の複数回にわたる事情聴取に対し、「小沢氏側に5千万円を持っていった。ほかに(水谷建設)社長に5千万円を持っていくように指示した」と供述したという。

 ただ、水谷建設社長は小沢氏側に5千万円を持っていったことを否認しているという。特捜部は西松建設の違法献金事件で、3月に小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)と国沢幹雄元社長(70)=政治資金規正法違反罪などで有罪判決確定=を起訴した後も小沢氏周辺の捜査を継続。ゼネコン関係者から事情聴取を進めてきた。

 胆沢ダムをめぐっては、国沢元社長が特捜部の調べに対し、ダム工事受注が献金の動機のひとつだったとする供述をしたとされる。

 ゼネコン関係者によると、小沢氏側は地元・岩手を中心に東北地方の公共工事受注に強い影響力を持つとされ、国沢元社長の公判でも検察側は、談合組織への影響力を背景に、西松が小沢氏側から「天の声」を得る目的で違法献金を続けたと主張している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000517-san-soci



 まさか、こんなに短時間に新たな犯罪行為が2つも見つかるとは思わなかった。

 陸山会は前から土地問題で疑惑が出たりと小沢の肥溜めとも言うべきものであるが、この調子だとまだまだ不正が出てくる可能性がある。

 また秘書給与を強制的に政治資金にするために寄付を強要して、寄付しなければクビにすると脅せば払わざるをえない状況にするとは、さすが小沢の独裁政治ともいうべき象徴を身内に向けるとは。



 このままでは、小沢の憂国騎士団が誕生するのも時間の問題である。




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