福島県会津地方はお好きですか。

 

 福島県在職中はよく会津に行きました。

 

 緑も多く、心落ち着くので好きですが。会津の入口にあるのが猪苗代町です。

 

 猪苗代町は福島県を代表する湖である猪苗代の北岸にある町です、

 

 JR磐越西線猪苗代駅で下車し、猪苗代防備の拠点、猪苗代城跡(亀ヶ城跡)を通り過ぎると、磐梯山麓にあるのが会津を代表する神社である土津(はにつ)神社です。ここまで来ると磐梯山の山の精気がただよい、なんだか聖地に来たような気がします。

 


 

 さて上の写真が土津神社の鳥居です。白い鳥居がなんだか気高い雰囲気を漂わせています。

 

 

 

 

 土津神社の案内図です。土津神社は会津松平潘の藩祖保科正之を祭神にした神社です。保科正之は徳川二代将軍秀忠の四男で、山形藩主を経て、寛永20(1643)年会津藩主としてこの地にやって来ました。戦国の遺風から抜け出し、文治の気風をつくった人でもあります。

 

 

 

 

 落ち着いた雰囲気の境内です。広々としており、磐梯山から下りる、独特の精気につつまれています。

 


 

 

 上は参道の右手にある「土津霊神之碑」です。保科正之は山崎闇斎に朱子学を、吉川惟足に神道を学び、家訓によって幕府への絶大な忠誠を誓った人です。

 

 1672(寛文12)年に彼が亡くなると、土津霊神の称号を得て、東照宮を真似たような豪華な社殿が建立されたそうです。

 


 

 

  現代の社殿です。戊辰戦争で焼かれた元の社殿の代わりに1880年に再建されたものです。

 

 

 

 

 神社の脇には会津松平家墓所(国史跡)に続く参道があります、

 

 

 

 

 会津は熊が多い所です。墓所への参道にも「熊出没委注意」の看板があり、思わず緊張しました。

 

 

 

 

 会津松平家墓所の拝殿です、ここには保科正之のみが祀られており、二代目以降はは、東山温泉麓の院内地域にあります。藩祖だけあって別格なのでしょう。

 

 

 

 

 拝殿の向こうには墓碑があり、墓碑の向こうには土饅頭と、その上には石造総計仏がありました。あくまでも静寂な雰囲気が印象的でした。