日本ひょっこりひょうたん島計画 その4
こうして世界中の海を航海するようになった日本であったが、赤道付近を通過したり 南極近くを航行する度に農作物や漁業が気温の変化についてゆけなかった
「首相 農民や漁民からどこか一箇所に留まって欲しいという要望が多数届いております」
「そうだな そろそろどこかに落ち着くか」
「やはり元の位置が日本人には馴染みがあるかと存じますが」
「しかし 韓国や中国の隣は嫌だな」
「それが 日本が居なくなってから親日教育が盛んになっていて、日本カムバックキャンペーンというものをやっているそうです」
「それなら 少し元の位置に戻ってみるか」
そうして日本は元の位置に向けて航海を始めた
その後
日本の開発した「ひょっこりひょうたん島」の技術を欲しいという国も現れた
台湾などは中国に組み込まれるのは嫌だから 是非「ひょっこりひょうたん島」技術を導入して日本の東に来たいと言うし
中にはユーラシア大陸から自国を分離させて 過去に遺恨のある隣国から離れたいという国まで現れた
「日本愛国党」は そのような国に「ひょっこりひょうたん島」技術を安く提供した
しかし どこの国にも産業スパイは居るもので 数年後には技術供与していない国にまで「ひょっこりひょうたん島」技術は普及してしまっていた
「首相 今度は中国がひょうたん島になったそうです」
「なんだと 先日はアメリカがひょうたん島になったばかりじゃないか」
「もはや 世界のほとんどの国が元の位置にいない状態になっています」
こうして世界5大陸はどんどんと分裂してゆき 世界中の海に満遍なくひょうたん島が点在するようになった
しかし 他の国から離れてみると交易など色々な面で不便な事も起きた
次第に太平洋に各ひょうたん島が集まって国同士をくっつけて交易がし易い様になっていった
やがて世界中の国が一箇所に集まって1つの大陸が出来た
これが後に言う「パンゲア」の始まりであった
終わり