究極兵器 「俺!」 その5
F-15の機体の下に取り付けられた 燃料タンクを改造したポッドに乗せられた俺は何も考えずにただ待っていた
やがてF-15は日本海の南部から北朝鮮領土内に侵入し 高度を下げながら 核弾頭が備蓄されていると予想される地域の近くにまで到達した
機内のマイクから、到着の旨の連絡を受け 俺は準備に入った
やがてポッドが切り離され 落下傘が開いた
F-15が十分安全な距離まで退避してから また連絡が入った
そして 俺は念じた
「半径200km以内の人間は全員 死ね!」
しかし学校に行っていなかった俺には200kmというものが どの程度の距離なのかが理解出来ていなかったのを 研究員達は見逃していたのだ
俺の中での200kmはとんでもない距離だった
そう 俺にとっての200kmは地球から太陽までの距離と同じ位の距離の感覚だったのだ
ポッドが地上に落下したので ハッチを開けて 俺は外に出た
しかし もう地球には生きた人間はいなかった
おわり