● 占い師として「誠実で在りたい」のであれば、知っておかないといけないこと
大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。
ズバリ言う人が話題
数年前に亡くなった某超有名占い師の人生のドラマが話題になっています。
あの方はよくテレビでも取り上げられていました。
一時されていたご自身の番組、家族が見ていたので、私もたまに見ていました。
その番組だったかは忘れましたが、あるとき、
「先生、これこの前のお礼です」
と、お客さんが分厚い封筒を渡しているのが流れていました。
もしかしたらヤラセかもしれませんが、本当だったとしたら、今なら凄い依存させるなぁと思いますし、センセーショナルな絵だなぁと思います。
さて、あの番組が放送されていた時期を調べてみたら、ちょうど私が占いを学び始めた頃だったんですね。
……別に私、あの方に影響されて占い始めたわけではないんですが 苦笑
でも、感化されてか、当時はズバリ言うのが正しいと考えていた占い師も多かったような気がします。
(当時は占い師の集いにもよく出入りしていたので、よく分かる)
実際の占い師を見て
さて、私が本格的に占いの鑑定を始めたのはそれから数年後でしたが、ズバリ言うというわけではなくても、やはり、
・過激な占い師
・強い言葉を使う占い師
・依存させる占い師
というのはいましたね。
一見、人が良さそうに見せてるから余計にタチが悪いなぁと思いました。
だから、私は倫理観を持って、誠実に、不安を煽らず、依存させないように鑑定しようと努めました。
ですが、そんな私にはお客さんはあまりなく、過激な占い師の方がお客さんに選ばれるという日々……そんな現実に、何度となく挫けました。
十年以上前のことだから笑って言えますが、「売れる占い師になるためには」とか、「占い師のトーク術」みたいな本や情報商材なんかもいくつか買いましたが、全てクソでした。
そりゃそうですよね、クソ野郎が書いたもんなんだから 苦笑
これが占い師かよ、と絶望しそうになりました。
ですが、私が絶望しなくて済んだのは、他の考え方をちゃんと得られたからです。
誠実な占い師で在りたい人へ
前置きが長くなりましたが、占い師として「誠実で在りたい」のであれば、知っておかないといけないことではなかろうか?と思い、書いています。
言い換えれば、「忘れてはいけないこと」かもしれません。
「売れるもの」と「価値あるもの」は違う(必ずしも一致しない)
お客さんは必ずしも「正しいこと」を求めているわけではありません。
それよりも、
・不安や恐怖を煽る
・強い言葉や断言で支配する
・「助けてあげる」と依存させる
等、冷静に考えれば「おかしいこと」の方に引っ張られている、選んでいるようにさえ見えることがあります。
例えば、
「あなたには悪いものが憑いています。このままだと不幸になります。私が祓って助けてあげます」
とか、
「あなたの運気はとても悪く、このままだと会社をクビになったり、病気になってしまうかもしれない。この幸運を呼ぶブレスレットを買えば解決します」
とか。
これは知性や倫理観に問題があるということではありません。
人間にある「損をしたくない」という性質によるものです。
(損失回避というらしいです)
だから、
・安心と安定の提供
・柔らかく助言する
・依存させず、自立を促す
等の、真に価値のある鑑定は、物足りなかったり、弱腰のように見えてしまいます。
良い鑑定ほど成果が見えにくい
私の占い師としてのスタンスは、
「人生には占いが必要な時期もある。でも、その時期が過ぎて自分の選択で生きていけるようになったら、私(占い師)のことは忘れてしまったら良い。ただ、また必要な時期が来たときに、思い出して貰えたら嬉しい」
というものです。
これは館に入っていたときに、ある占い師のところに毎日来て、物凄く感謝をして、離れられなくなっている人が何人もいたのを見て出来上がったスタンスです。
その占い師のところに行かなければ精神が安定せず、些細なことにまで占いの答えを求め、その占い師を独占しようとする……見ていて、私の思う占いとは別の不健全な商売のように感じていました。
ですが、占いの館というのも商売ですから、その占い師を「非常によく当たる、お客さんも多い人気ナンバーワンの占い師」と宣伝していました。
それに対して私は、たとえ短い鑑定時間であっても、お客さんが自立して自分で物事を決められるように促すべく、占い師として適切だと考えられる距離感を持って鑑定していましたから、リピーターのお客さんは適度な期間を開けて来られていましたし、鑑定がそれで十分役立ったという方は、来られなくなりました。
私はそれこそが健全な占い師の在り方だと思います。
ですが、依存するお客さんを作らないので派手さもなく、挙句、オーナーから「お客さんはもっと来たいのよ。ちゃんとまた来て貰える鑑定をしなさい」と言われてしまう始末でした 苦笑
成功の捉え方(意味付けと比較)
成功というものを考えるなら、「結果」つまり売り上げを第一のものと考えてしまいがちです。つまり、とれだけ人を集めたか・集められるかということが全ての世界で生きることになります。
でも、それだけの世界では、
・理想の占い師としての在り方
・自分や他人との向き合い方
・守りたいものを守るために、拒否すること
等、貫き通せないことがありました。
そして、そんな人も多く見てきました。
また、結果が全てという世界で物事を見てしまうと、他の占い師と比べざるを得なくなります。
特に、占い師というのは何か肩書があるわけではないので、目に見える売り上げやリピーターの数で、成功どころか優劣までその比較によって決められるような錯覚に陥りやすいのです。
(その比較は、占いの腕というだけでなく、人格にまで及ぶこともありました)
このような「比べてしまう」というのは、構造的なものなのに、自分自身の弱さや正誤に置き換えてしまうと、精神的に追い詰められてしまいます。
考え方の転換
以上、三つの点を挙げてみました。自然とどう向き合うべきか、答えを見つけられる方もいらっしゃるでしょうが、私自身の考えは書いておきます。
まず、売上=占い師自身の価値だと錯覚するのは非常に危険です。
売上と自分の在り方は別だとしっかり区別してしまわないといけません。
つまり、
・お客さんに誠実だったか
・相手の自由を奪わなかったか
・依存させていないか
・お客さんからの感謝にも適切な距離感があったか
等こそ、自分自身の価値を判断する基準にすれば良いのです。
もちろん、現実問題、お金は必要ですから、綺麗事だけで終わってしまうのも良くないです。
例えば、SNSを含む自分自身の見せ方や、料金等の経営面のことは、変えても良いわけです。
誠実なまま、伝え方等を磨くことは可能でしょう。
最後に
「誠実にやっているのに報われないように感じる」というのは、何も占い師だけの話ではないでしょう。近い職業で言うと、例えばセラピストやヒーラー、心理カウンセラー等もこうした悩みは持たれるでしょう。
……いや、でも、もっと多くの職業で起こる問題だと思います。
これは、その悩みがありふれたことだと言っているのではありません。
むしろ、そうしたことで悩むのは、人として生きる上で、当然出てくることだと思います。
だから、「自分がおかしい」とか、「自分はダメだ」なんて思わないで。
大丈夫、ゆっくりとその傷から回復していきましょう。
運命学実践家・易者 武部泰莞
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