伍廷芳の命から | 運命学の研究

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大阪(新大阪、心斎橋、石切)でプロの易者として活動している武部泰莞のブログです。
運命学について書いています。

● 伍廷芳の命から


大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。

 

 

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子平真詮にこうあります。

 

 

如伍廷芳造,壬寅、丁未、己卯、乙亥、己土雖通根月令、而見木之勢盛、即従木、所謂従勢無情義也。

(伍廷芳の造の如き、壬寅、丁未、己卯、乙亥は、己土が月令に通根していると雖も、木の勢が盛んであるを見、即ち木に従う。所謂勢に従って情義無しである。)

 

 

伍廷芳の生年月日は、日本語のWikipediaでは1842年7月30日とあり、これは子平真詮の命式と異なりますが、中国語のWikipediaでは1842年7月9日とあり、これは命式と一致します。

 

 

ですから、命式が正しいものとして見ていきます。

 

 

100年以上前の人物ですが、阿部泰山先生の万年暦でこの年代のものも調べることが出来ますから、大運も出してみます。

 

 

さて、この人の命をどう見るか。

 

 

確かに、地支は亥卯未の木局と寅木で、木が非常に強いように見えます。



時干に乙も出ています。



ただ、この木局に従殺格を成立させるほどの強さがあるのかという疑問があります。



未月の木局ですから、それほど強くないのです。



また、未と丁は日干己を強めますから、これも従殺格不成立とすべきではないのかという疑問もあります。




私個人の考えとしては、この命は従殺格ではない普通命で、大運の巡りも考えれば身弱に偏りやすいと考えられますから、月干丁を上手く働かせれば運勢は開く可能性大かな、と。



年干壬と丁は干合しますが、丁は未に通根して、その剋に耐え得るのでは?とも考えられますし。





昔一度読んだときは、表面的に読んだだけで気にも止めなかったのでしょうが、今はもう少し現在の泰山流四柱推命の理解が進んでいるので、引っ掛かるわけです。



こういうことがあるから、四柱推命の勉強というのも終わりが見えないです 苦笑

 

 

 

運命学実践家・易者 武部泰莞

 


 

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