● 兌=悦ぶ(よろこぶ)
大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。
易に八卦というものがあり、その一つに兌(だ)というものがあります。
これには悦ぶ(よろこぶ)という意味があるのですが、何故でしょう?
易経の説卦伝というのにそう書いてあるから(「帝は震に出で……」というところ)というのでは、理解は深まりません。
最初はそういうもんなんだ、という程度で良いのですが、何年もやっていたら、色々とこねくり回したくなるものです 笑
さて、この兌を考えるのに、乾という卦と並べて見てみましょう。
左が兌、右が乾です。
乾というのは全部陽からなる卦で、満ちていること、充実ということを示しています。
一方、兌というのは乾の一番上が陰に変わったものであり、そこから一爻欠け、不足ということを示しています。
この不足の兌が、どうして喜びなのか。
一番上の陰が満たされ、陽に変わっていくことで喜びを感じるからという人がいます。
なるほど、充実に変化する、その過程を経たからこそ悦びが得られるということですね。
たしかにそれも良いと思います。
ですが、あえてもう一つ。
不足している中でこそ、悦びを得られる、というのもあると思います。
何も完璧(全陽の乾)にならなくとも、欠けている、不足している中で得難い悦びを得るということもあると思います。
どことなく、日本人的な、無常観やワビサビというものに通じる考え方かもしれませんが。
以上、あまり意味のない話ですが、こんなことを考えるのも、たまには良いんじゃない?ということで。
運命学実践家・易者 武部泰莞
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