● 元死刑囚の命式と、時柱の推理
大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。
先日、保険金殺人の首謀者である元死刑囚のことを、テレビでやっていました。
2016年5月25日に死刑が執行されたということですが……表に出てこないだけで、こういう人間は沢山いると、個人的には思います。
さて、では、とりあえず命式を出してみます。
この元死刑囚の命式を、少し分析していきましょう。
まず、この命式を見ると、身弱ですから用神(必要な星、救いの星)は庚であるということが分かります。
よく、辛で水を生じることが出来ると考えている人がいますが、無理です。
月干に用神と同じ五行である辛が付いていますから、実力はないのに、何故か人に認められるという性質を持っています。
悪用すれば、このような事件も起こし得るかもしれません。
ネット情報ですが、子供の頃は父親の商売の失敗による貧困生活であり、母親にキツく当たられたと言います。
これは、月干が弱い辛であることと、巳と未が命式の中で強い作用をしていることから分かることです。
また、子供の頃から虚言癖があったと書かれていましたが、それも年干の己から説明がつきます。
年干は普通、そんなに長く影響を与え続けられるものではありませんが、この元死刑囚の場合、巳と未に通根していますから、作用する期間は非常に長いと読み取ることが出来ます。
癸は己によって汚れますから、人に迷惑をかけても平気な人物です。
そして、年柱の亥に癸は通根しますし、大運で壬申や癸酉という運が来ますから、楽して人のものを奪おうと考えてもおかしくありません。
特に、子供時代に貧困を経験し、更に母親にキツく当たられているわけですから、家の外に出てしまいたいという気持ちは強かったでしょう。
高校在学中の18歳のとき、つまり、1977年(大運は壬申、年は丁巳)のときに、学校で詐欺事件を二度起こしています。
まだ自立していないような年齢の頃から、財への興味や欲求を抑えるだけの力が命式にないということですから、生時から壬子、癸丑、庚申、辛酉、癸亥、甲子が除外出来ます。
これらの時間であれば、もう少し賢いですし、まだ興味や欲求を制御出来ると考えられるので、少なくとも二度はしなかったかな、と思うからです。
(また、そもそも用神の時間は外してあります)
さて、その後の犯行について、一つは平成10年1月(丁丑年癸丑月)、もう一つは平成11年3月(己卯年丁卯月)ですから、どちらも乙亥の大運です。
癸は亥に通根し、乙は食神にあたりますから、言葉で上手く騙したということも何となく分かります。
正直、内容からは騙される方も騙される方だと感じてしまいましたが、人間というものはそんなに強くありませんから、助けてあげる等と言われてしまうと、コロっとそちらに引っ張られてしまうものです。
悪いものほど何度も何度も親切な振りをして寄ってきて、優しく感じるものです。
まぁそれでも、殺人を受け入れてる時点で人間辞めてるわけですから、同情の余地は……話がそれました。
この事件で読み取れることは、この元死刑囚にカリスマ性があったこと、人をマインドコントロール出来るだけの力があったこと……ではありません。
異常なまでの金銭に対する執着です。
それを中心に、時柱を考えていくと、残った時柱候補は、甲寅、乙卯、丙辰、丁巳、戊午、己未、壬戌ですから、もう少し絞り混んでいくことが出来ます。
男性に関しては、特別何かを言わなければいけない命式ではないこと、それと借金の返済ではあっても本人は苦労はしていないということから、火と土が天干にあるものは外せるかなと思います。
そして、残りの甲寅、乙卯、壬戌の中で、最も強引で、人に濁ったものでも呑ませようとするものを考えると、壬戌かな?と。
本人を目の前に鑑定をしているわけではありませんから、時柱についてはどの程度適切な読みなのかは分かりませんが、こんな風に鑑定しているんだと思っていただけたらと思い、書いてみました。
運命学実践家・易者 武部泰莞
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