● 蔵干の使い方を考える


大阪の易者、武部泰莞です、こんにちは。

 

 

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僕自身は泰山流の鑑定士ですから、泰山流の蔵干を用いますが、世の中には泰山流以外の蔵干もあるようです。



そのそれぞれの流派が、それぞれに研究を重ねて、それぞれの蔵干を考えたということを否定するつもりもありませんし、そういった研究は尊いものであると僕は思います。




しかし、そんなに沢山の蔵干のパターンがあるというのなら、そもそも蔵干の使い方がおかしいのではないか?という疑問がどうしても出てきます。





よくある蔵干の使い方というのは、それぞれの流派の月律分野蔵干表というものを用いるものです。



暦をある区分に分けて、生まれた日がその分けた日から何日経っているかというのを計算し、表からその日に当たる蔵干を一つ引っ張り出してくるということをします。



ですから、使っている表によって、同じ誕生日でも取り出される蔵干が異なるということが起こり得るのです。




おそらく、「この人なら、この星がないとおかしい」というデータを蓄積していく中で、異なる蔵干表が出来上がっていったのだろうとは思われます。



また、そうではなく、もっと暦学の知識から手を加えていったというのもあるだろうと思われます。




しかし、どちらにせよ、異なる蔵干表は同時に成立はしない以上、別の考え方を模索していました。



「一つだけ取り出すのはナンセンスだ」という結論に達するのは、比較的早かったように記憶しています。



きっかけは、前の先生に出された例題。



四柱推命から、ある女性の運勢を読みなさいと言われたものだったのですが、分からなかったので、年月日時間の蔵干を全て書き出して、命式とにらめっこをしていたんです。



そのときに、蔵干を含めて、子どもを示す星(食神・傷官)が一つもないということに気づきました。



「子どもとの縁が薄いのですか?」と言ったところ、違うと言われ、その人の他の話をされました。



が、詳しく聞いていくと、最初の結婚のときに授かったお子さんが亡くなり、そのせいで離婚されたが、再婚して子どもを授かり、その子どもとは仲が良いという話をされていました。



前の先生がこの例題を出したのは、「この女性は傷官もないのに離婚をしている。命式に表れていないことだ。そういう人もいるということを知りなさい」と僕に言うためでした。



だから、「子どもとの縁が薄い」というのを深く掘り下げて考えることをされなかったのです。



しかし、よく考えて下さい。



子どもとの縁が薄いというのは、子どもが出来にくいということだけではなく、生別・死別になりやすいということも含むものではないでしょうか?



そして、この方が離婚された原因がお子さんを亡くされたということであるなら、その着眼点は非常に鋭いものではないでしょうか。



残念ながら、その方の生年月日は持っていないので、今の僕が見てみることは出来ませんが、そのとき感じたのは、蔵干を用いて可能性を探すという考え方は間違いではないだろうということでした。



実際、この考え方を応用して、子宝に恵まれないというご夫婦に、子どもの星を作る方法を考えて、その努力をしてもらい、実際に授かることが出来たと喜んでいただいたことも何度かあります。





蔵干の使い方は他にもあるかもしれませんが、僕がいちいち月律分野蔵干表を使わないのは、こういう理由です。





そう言えば、ほとんどの巷の占い師は、流派は違えどこの表を使って蔵干を出しているので、以前心斎橋にいた頃、「泰莞の四柱推命は天干しか見ない」と、知ったかぶりをする変なの(しかも、その館の鑑定士っていうね 苦笑)に言い触らされたこともあります……考えることが出来ない人の方が多いんですよね、困ったもんです 苦笑

 

 

 

運命学実践家・易者 武部泰莞

 



                

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