感情解放 その3〜解放だけが目的ではない〜 | 運命学の研究

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大阪(新大阪、石切等)でプロの易者として活動している武部泰莞のブログです。
運命学について書いています。
(アメンバー限定記事は、生徒さんと卒業生のみに公開しています)

長らく温め続けていた感情解放について、その3です。

その1、その2を書いていたときよりも、より人の感情というものを学ぶ機会が増えたので、ただただ解放だけを目指せば良いものでもない、ということを最近は感じています。



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感情解放、これは確かに大切なことなんですが、まず解放するかどうかとか、解放するタイミングというのは人それぞれです。

それに、人によってはしない方が良い場合が多々あるのです。


その理由は、以前書いた「潜在意識教」というのにも繋がる話です。


封じ込めた記憶をわざわざ白日の下に晒す必要があるのかどうか・・・それをまず考えないといけないでしょう。

これは僕のタッチフォーヘルスの先生も言われてることなんですが、なぜ人に「忘れる」という機能が備わっているのか考えてみて下さい。

自分の重い荷物を隠してしまうこと・・・それは別に悪いことでも何でもないんです。

もちろん、いつかその荷物を持っているという事実に向き合って、ケア出来る日が来るのにこしたことはないでしょう。

でも、タイミングもあります。

ゆっくりゆっくり、それこそ問題の中心に向かって少しずつ根気良く、周りに貼り付いたものを取っていかないといけません。


僕の例でもそうなんです。

いきなり問題の核心になんて触れて欲しくなかったんです。

だから、解放に5年もの歳月が必要だったんです。

あの5年間は僕にとってはタイミングではなかったので、核心部分に入られそうになると「これ以上はいいです」と言って、さっと拒否していました。


そう、あまりにも酷い記憶の場合、その核の部分には触れない方が良いこともあるんです。

本人がいくら解放を望んでいても、どんなに覚悟が出来ていたとしても、触れない方が良いケースもあるのです。

その場合は問題の核心には迫らずに、問題点は一度わきに置いて、その時その時で、「今受け入れられる部分」までにした方が良いかもしれません。

タッチフォーヘルスなら五行の色彩を使ったり、音を使ったり・・・核心を隠したままでも「今必要な調整の方法」は見つけることが出来るのですから。


忘れてはいけないことは、無理矢理核心を突くようなことをしたところで、その人のエネルギーが輝くようなことにはならないのです。

(むしろ回復不能なところにまでいってしまう危険性もあるのです)



タイミングを決めるのはあくまでもクライアント側です。

今解放出来ることもあれば、5年後10年後になることもあるでしょうし、一生解放出来ないこともあります。

解放出来ないからといって、専門家側がそれを苦にする必要はありませんし、クライアント側を責めることもありません。

心というのは私たちの理屈だけでは捉え切れないのですから。

他人から見れば小さくて取るに足りないことでも、当事者にすれば大変な問題であることもあります。

反対に、物凄い大きな問題に見えるのに、全く気にしないような人もいます。


これは人の心の強さに起因することではありません。

問題が起きた時に、人によって環境も考え方も、情報も素養も違います。

そういうのが複雑に絡み合って、「今」が出来ているんです。

それをジャッジすることは誰にも出来ない。


目指すことは単純。

自分の意志で生き生きと自分の人生を切り開いて行くことが出来るんだということに気付いて、そうすることが出来るだけのエネルギーがあることに気付くこと。

誰かが誰かの手を引いて、あっちが良いこっちが良いと、一つ一つ引っ張っていくことではありません。


たとえ感情解放とまで行かなくとも、それだけで大丈夫。

もしそれが必要なら、またそういうときが来るだけです。




幸せの気づきをあなたに・・・・・・!!
開運アドバイザー・易者 武部泰莞
ホームページ:運命学とキネシオロジー
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